2019年最初のA・L授業は
農業と食の安全についてのまとめ
前半(①時間目)は「ネイチャーゲーム型AL」→「構造化」→「文章作成」まで
後半(②時間目)は「シナリオプランニング」による未来予想(本日)
※前半の様子はこちら↓
本時は未来予想
状況が流動していく今日
未来は予測できない!
しかし、参加者全員が「シナリオ」を作成することによって
予想を対ることは可能
まだ見ぬ未来を全員で推測する。
「シナリオプランニング」で未来を考える。
※「シナリオ」とは・・・
「いくつかありうる将来の環境についての認識を順序立てるためのツールまたは、我々自身の将来について夢見るための整理された一連の方法」(シュワルツ、2000)
「シナリオ」で正解の無い不確実な「未来に関するよりよい意志決定を行う」
・「シナリオ」作成の手順
①「主題の明確化」Focal Issue
テーマの明確化
②「重要な要因の列挙」Key Factor
肯定・否定要因を挙げる
③「推進力(ドライビングフォース)の列挙」 Driving Forces
社会・技術・経済・環境・政治は?
どの様な速度でどの様な方向に向かっているか・向かって行くか?
④「重要性と不確実性による分類」Critical Uncertainties
要因と推進力(ドライビングフォース)を
重要性と確実性で分類
⑤「シナリオロジックの選択」Scenario Logics
シナリオの軸を定め
さらに分岐点を定め
採用するシナリオのパターン数を決定。
⑥「シナリオの組み立て」Scenarios
筋立て検討要因を含めて文章化
具体性が想起できることが重要
⑦「意味づけ」Implications
各「シナリオ」が仮に実現した場合の共通のテーマは?
各シナリオの強度や弱点は?
⑧「指標と道標の選択」 Early Indications
現実化する際の指標の設定、
「成果」のはかり方は?
作品の提出はLoilo Noteのカード
今回は初回だったのでどの程度の作品ができるのか未定?
ということで
グループワークとせず
個人でトライ → 各自の作品を
loilo Noteのカードで提出
・単位の見直し
・途上国発展による食料調達の難化
・企業による野菜工場の増加
・格差拡大
・技術発展と人口増加のバランスが保てるか
・日本の地位低下
・日本の自給率は25パーセント程度、さらに海外依存が高まる。
・工場で「人造食品」の様なものがつくられる。
・食糧不足は深刻になる。
・食品廃棄が減り食糧不足は若干解消
・先進国の人口減少・技術向上
・地球環境問題の深刻化で国連の2030の目標達成は難しい。
・日本脱出
・農業従事者が減る→農業も機械化・設備型になる。
・科学技術の向上と途上国の発展で飢餓問題は減る。
・国産の食料が増える。
・食品廃棄が減り飢餓人口は若干減る。
・インターネットの活用で直販が増え価格の低下や型崩れ野菜の販売で食品ロス減
・部屋や職場でも食料生産が手軽にできる様な技術が普及する。
・自給自足が増える。
・全国民が食料を生産せざるを得なくなる?
・水資源の争奪戦が深刻化
・資源の高騰でバイオ燃料・食料・飼料作物の取り合い
・会場に人工島をつくって農業をする。(海水を淡水化・費用と災害が心配)
・日本とアジアの途上国の差は詰まり借金国の日本は食料輸入に苦戦
・食料は重要な戦略物資になる。
・ミニ氷河期が来てヨーロッパ・アジアの大国は混乱、オセアニアの優勢
・クローンの肉や魚を食べるのが普通になる。
・日本国内でも食料不足に悩む人がいるので
フードバンクや公的扶助が整備されるが
一方で食品廃棄は減らない、居心地の悪い時代になる。
・資本主義制度の衰退が始まる。
・農業技術の向上で生産は増えるものの、人口増と食生活の多様化で食糧不足は続く
・食料不足で肉や魚が高騰しベジタリアンが増える。