夏休みの後半、ちょっとした隙間時間に環境省の箱根ビジターセンターを訪問した。
本来は大涌谷にある「箱根ジオミュージアム」を訪問したいのだが
火山活動が活発化しているため
大涌谷へはいけないのでこちらを訪問。
歴史・自然・農業・観光・交通・伝承
土地に刻まれた足跡が概観できる。
中に入ると
立体模型とパネル。
最近の箱根で増えているのは・・・
鹿は現在全国的に急増している。
もともと、箱根には生息していなかったようだが
保護のための狩猟規制
猟師の減少
林業の衰退
温暖化などで増加。
ここにも過疎・高齢化・環境問題が関係している。
鹿は大食漢
1日に3~5㎏もの緑を食い荒らす。
鹿が増えると下草や葉、そして農産物が食い荒らされる。
そして緑が失われた森はやがて土壌流出や災害
植生の単純化を引き起こす。
さらに・・・・
食べ物を求めて里に降りてくれば
交通事故や寄生虫による感染の拡大など
深刻な影響をもたらす。
私たちは自然の輪の中で暮らしていることを
イメージしていかなければならない。
ラウンジからは箱根の山々が見渡せる。
来年の秋にはアクセスが改善される様だ。