世界をビックリさせた
土石流
今回の被災地 上流尾根に気になる土地開発が・・・・
因果関係はどれほどあるのか分かりませんが、
インタビューに答えていた方が「70年住んでいるがこんな事は初めてだ」
と言っていました。
昨今の温暖化による降水量の増加だけが原因なのでしょうか?
以前、現地にいったときの印象ですが坂がとても急勾配で車で走るのも怖いくらいでした。
いずれにせよ、
火山性の急傾斜地の開発は長期展望に立って環境とのバランスを考慮し慎重に進めるべきという自然からの警鐘だと思は思います。
今回の土石流の起点は上記写真の左側にあたる
メガソーラー開発尾根の東側、別荘の開発地?でした。
長期の降水で蓄積された尾根からの地下水の流れがどうであったのか?
埋め立てた部分の崩落のスタート原因が何であったのか?
そのあたりが解明されないと本当の原因は分らないでしょう。
何層にも重なる箱根火山の堆積物(火砕流)が堆積した複雑な地質なので因果関係を証明するのはなかなか難しいでしょう。
伊豆半島は降雪もなく冬の日照時間が長いのでソーラー開発には最適です。
日当たりの良い南斜面ですから当然活用を優先したものと思われます。
得られるベネフットに対して失ってしまったものがどれだけ大きいか!
過疎化で山を管理する人が減っているため昔と比べると森林の管理状態も悪くなり崩落を防ぐための土木工事が至るところで見られます、
西天城高原では産廃業者が谷に不法投棄為ていた事例もありました。
そういった状況の中での開発と持続可能な発展の模索は地域の大きなテーマですね。
文末ですが、犠牲になった方のご冥福をお祈りいたします。