Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

「地理受験」の機会は?

 文理選択の時期になってきた。
 地歴・公民科の主任もしているので、
 教科科目選択資料作成依頼も受ける。
 

 地理を専門に教えているのだが、
 担当する生徒の約9割は国公立理系希望者だ。
 文系私大や国公立二次まで使う者はこのところ20人を割っている。
 グローバル化が叫ばれる現代社会であるが
 受験科目における「地理」は昔とあまり変わらない。
 
 ざっと探してみたところだけで
 首都圏の私立大で地理で受けられない文系の学部はかなりある。
文系の私大の希望者は減少傾向にあるが、
それに輪をかけて
「地理」での受験の機会は減ってきている。
 ※(必ず各大学の入試要項を参照して確認を。)
  ※(一般入試型の例です、
  センター利用型で受けることができる場合があり。)
 

27年度の例

青山学院大 英米文A方式、仏文A方式、日本文A方式、史学、比較芸術、教育人間個別学部日程方式、総合文化政策A方式、地球社会共生A方式、国際政治経済学部A方式、法学部A・B方式、経済学部個別学部日程方式、経営学部A・B方式
 
・慶応大 文学部、法学部、経済(B方式)
 
上智 全ての文系学部 ただしTEAP利用型の場合受けられることもある。
 
・中央大 文学部、法学部、総合政策学部、経済学部(統一形式)、商学部フリーメジャー(統一方式)
 
・明治大 国際日本学部(一般選抜)、法学部(一般選抜)、経営(一般選抜)
 
・立教大 文学部、現代心理学部、異文化コミュニケーション学部、法学部、観光学部(全学日程方式)、コミュニティー学部、法学部、経済学部、経営学
 
・早稲田大 教育学部を覗く全ての文系学部
 
 
ちなみに関西圏では
同志社大学 全ての文系学部
 
 
国公立大学では東大は地歴を2科目化しているので「世界史・地理」のパターンは最もポピュラーだが、地歴・公民において今年公民の利用が可能になりセンター試験と個別試験の利用制度が変わった京都大の場合は「地理」を使う者は減るのでは?