授業後午後から
有名予備校の100周年行事に参加するため上京
残念ながら
2本目の講演者である
柳沢開成中学・高等学校長の講話を拝聴。
グローバル化と言われるが
どこか「既視感」がある。
飛行機に乗って
訪れる言葉が通じない異国に降り立つ感覚は
1964年のオリンピックの頃
生まれ育った郷土を離れ
青森から列車で12時間
生まれ故郷の言葉とは違う東京に来た
集団就職の若者と似た感覚かも知れない。
時代は変わっているが
平成26年の子ども若者白書を参照すると
日本の子ども達は自己肯定感が低い。
特に20~24歳
就職を前にぐんと下がる。
自己肯定感は四割
「自信がある」も四割だが自己肯定感より若干多い
他国は八割を越えているのに。
社会に巣立つ年齢の時に
自己肯定感が最低になっている。
これを考える事が高大接続では大切。
開成中学・高校生の
自己肯定感は八割程度
指針があるも八割~九割
これは諸外国と比べても遜色ない平均値
さらに、「学校に通うのはたのしいか?」
という質問を6月と11月に行っている。
これに対しては八割から九割がたのしいと答えている。
たのしいと答えている生徒は見守りながらも放っておく
そうで無い生徒には手をかける。
居場所ができるとたのしい。
授業では自分なりの考え方を身に付け、
部活動では自分の好きな活動を通じて個性を発揮する。
学校行事では、多様な意見から合意形成を行い社会性を育む。
こうして自主性・主体性を育んでいる。
(会場の参加者の自己肯定感は四割)
若者のためになにができるか?