Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

2013年度高等学校教員のための指導力向上セミナー広島大学大学院その①

【2013年度教育学研究科講演シリーズ第6回】
2013年度高等学校教員のための指導力向上セミナー広島大学大学院教育学研究科では、高等学校教員を対象とした、新しい学習指導要領実施に向けた指導力向上セミナー。第1部 講演 (9:30-11:40)
    キャリア教育の充実 
      長尾篤志文部科学省初等中等教育局視学官)


・広大数学 高校教諭 教科調査官 視学官
数学教育の理論と実践


・学習指導要領と現状
・確かな学力・豊かな心・健やかな身体→生きる力
・「確かな学力」はわかりにくい。
・学習意欲の向上
教育基本法等をを踏まえ「生きる力」を育成。「主体的に学習する態度」と関わる。
・小学校中学高校と上がっていくと家庭学習時間が減る。
・すべての気養育活動で「キャリア教育」を扱うべき
・中学校・高校でのインターンシップを取り入れてほしい。
・現在「キャリア教育に関する研修」実施していない県一県あり。
・キャリア教育コーディネーターの導入
・一番の問題点は普通科高校
・キャリア教育を推進するためには時間と労力がかかる。
・「中教審答申」23.1
・キャリア教育→社会的職業的自立をめざす。
・進路指導とキャリア教育の違いは?
・両者はほとんど同じではないか。
普通科では「出口指導」になっている。
・キャリア発達とは?幼稚園から大卒まで。
・中学校で肯定的自己理解と有用観の獲得→興味関心に基づく自己有用観の育成
・高校は自己理解の深化と選択基準としての勤労観職業観の育成・将来設計・進路の吟味と試行
・職場体験インターンシップ
・「4能力8領域」→自己管理と課題解決が弱い→「基礎的汎用的能力」
・「キャリア教育の方針の明確化」「教育過程全体を全教員で見直す」
・社会や経済の仕組みについて理解を促進する。
普通科インターンシップはなかなか実施されていない。
・教員の指導力向上の必要が出てきている。
・全体に盛り込むべき事項 
・キャリア教育の推進のために→指導方針・評価→改善のために
・地域同窓会・・・・把握していて設定する。それぞれの学校で違う
・教科科目との関連、地歴公民家庭理科国語は関連づけたいが数学は難しい?
・(理科・数学こそアクティブラーニングで可能では?)
・中学校の数学でアクティブラーニングをしている事例
・生徒による問題解説発表に生徒間で意見を言う、こういうことでコミュニケーション能力はつく。
・評価PDCAで評価→改善のために評価する。
・事後直後のフィードバックは評価が高くなりがち
インターンシップについては先生方の準備研修が足りない。
・時間掛ける割に効果はない?
・企業側も学校からの依頼がないので受け入れない。
・中学校と高校のインターンシップの違い。「働く」という事を知る。
・実際に仕事をやってみて、漁業で英語・理美容で濃度計算・・・・教科の科目大事と気付く
インターン受け入れ先を生徒PTAを使う。
フィンランドでは自分で行くインターン先を自分で開拓させている。
インターンシップをキャリア教育の中核として位置づけて事前事後指導を手厚くする。
・緊急事態の対応についてはしっかり詰めておくこと。
・どういう能力を身につけさせるのか教育課程全体を見渡して進める。

ベーシックな講演でした。