Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

日本人は自尊感情が低いと言われるが?

self-serving bias

成功は自分に帰属し、失敗は環境に帰属する
というように自分にとって都合のよい帰属判断をする傾向を
「セルフサービングバイアス」と呼ぶ。


西洋人は
「成功は自分の努力や才能という」
内的要因に帰属する。
「失敗は周囲の環境や他者」という外的要因と考える傾向が強い。
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日本人(東アジア)は
「成功は運やまわりのおかげ」「失敗は自分の努力不足」という
内的要因に帰属する。自己卑下的な考えに陥るといわれる。
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芸術やスポーツでの輝かしい成功も
家族や仲間のおかげというのが日本人らしい
一方、結果が出ないとメンタルの弱さや努力不足と考えるのもらしい。

昨日のブログで「自己肯定感」は 〇 だが「自尊感情」は ? 

日本人は自尊感情(self-esteem)が低いと言われるがほんとにそうなのか?
「配慮」や「謙遜」は周囲に好印象を与える作戦だったり、
自分が所属する集団の評価を上げて個人で得るより
「もっと高い賞賛を得る」作戦の場合もある。

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※「潜在的自尊感情」というものがありその測定結果では
 日本人は実は高いという見方もある。
 だから優劣や順位にとてもこだわる
 (種目も少ないのに)

日本人も西洋で生活していると自尊感情は上がってくる

 香港などでは東洋的と西洋的の両方の使い分けをしている。

 (香港・シンガポール・中国の沿岸部など、
 この使い分けができているところがアジアを牽引している。)

 日本はそれを使い分け
 さらに先、では
 どのような社会を目指しているか?
 
(日本独自のキャリア教育やアクティブラーニングがあって良いと思うし メッセージを発信していくべきだと個人的には思っている。)

 
 先日のセミナーでもたとえば、
 OECDは「学力の向上」と「新しい時代に必要な力」を目指す
 日本の教育に期待をかけているという話をきいた。
(今こそ!という時ではあるが、現場の多忙さが思考停止を生んでいる残念な状況がある。)