Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

マラソン大会

勤務校でマラソン大会があった
田舎だから?
この辺りの学校は
学校起点でコースが設定されている。

近所の商店や
農家の方々と世間話をしながら
学校のことや街の様子
最近の若者のことなど
雑談しながら選手が来るのを待つ。

ラソン大会の日時は2週間以上前から立て看板等で予告
もちろん許認可も受けて
安全優先で実施
例年選手の安全確保で交通整理をしているのだが・・・
イメージ 1

大会自体は無事に終了
しかし・・・・
計二学年の生徒が一斉に走るとなると
どうしても通行車両に一時停止をお願いしなければならない。

田舎とはいっても地方は車社会ゆえ
数分交通を遮断しただけでも
かなりの車列ができてしまう。

安全確保と交通の利便性
現場において双方の両立はかなり難しい。

ドライバーには実施を予告し、回避ルートも案内しているが
時には、どうしても生徒の列が途切れず少し長く停車をお願いすることになる。

今年もドライバーからお叱り・クレームをいただいた
「いつまで待たすんだ!」
中には「選手を止めて車を通せ!」と主張してくる方も
こういった意見は制服の交通指導員には言いにくいのか
教員に矛先が向けられる。

現場に居合わせ
近隣で応援してくれる方々には
同情していただいたが
今年もなかなかな言われ方だった。

この様な意見から
ラソン大会も廃止されたり
運動公園等で実施する学校も多くなっている。

「地域で若者を育てる」視点はとても重要になってきている。

「俺も高校の時走ったなぁー」
「うちらが高校の時は・・・・」
近隣の方々の何気ない会話は
いつしか全力で走っている走者を応援してくれる声に変わっている。

大会の実施は交通渋滞を招いているというクレームが
学校に届いているかも知れない。
こういった声で
高校生が全力で走る姿を
学校の近隣の方に見ていただいて声をかけてもらう機会が
だんだん減ってきているのは残念だ。