Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

職員会議で出張AL授業の報告をしました。

鳥取県立高校にて地理の授業をしてきました。

(以下、勤務校の職員会議で報告した内容です。)

①いつ行ったのか?
 日時 2013年 10月 10(木)11(金) 50分授業×2コマ(2年生地理B)
 
 
②そこはどんな学校なの?
 鳥取県内有数の進学校・文武両道の進学校です。           
          
③どうして授業することになったのか?                          
 学校全体で授業改善に取り組んでいます。
 6月に物理でアクティブラーニングの師範授業を実践してもらったので今度は文系科 目で授業をして欲しいということでした。
 
・同様にアクティブラーニングを導入している広島の校長先生から私の名前を聞いた とおっしゃっていました。
 
④どのような授業をしたのか?
 内容は「幸せ」について考える授業をしました。
 ICTを活用したアクティブラーニング型の授業で一部「反転学習」(授業前に知識 やモチベーションを作業などを通して高めておく工夫)も取り入れました。
 
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⑤アクティブラーニングって何?
 チョクトークの一方通行的な教授方以外の授業です。(グループワーク・ペアワーク・ピアインス トラクション・ジグソー法・ワールドカフェ・ポスターセッション等、様々なものがあります)。やりっ放 しではなく学んだ内容を文字にして保存しルーブリックで評価します。

⑥なぜアクティブラーニングをするのか? 
 キャリア教育を続けていると、研修先から学校に対する様々な要望も入ってきま 
 す。その中には、学校の教育に対する意見・要望も当然含まれています。「生徒」 と社会を結びつける体験を通じて「学校」と社会を結びつける必要を感じたからで す。
 
・もう一方で自分の授業スタイルに対するマンネリ化も感じていました。「このまま あと十数年こうして授業をしていくのか・・・・」と考えてしまったのです。
 時代は工業化社会(大量消費社会)から高度情報化社会(高度知識社会)へと移行 し「学ぶべきもの」の中身や方法は大きく変化しています。
 
・これからの若者は現在すでにある仕事に就くことだけではなく、より好ましい社会 や、そのための新たな仕事を創り出すことが必要とされています。そこでは「集合 智」による意志決定や物事の「とらえ方」「考え方」「表現の仕方」が重要なポイ ントとなります。このような流れを受けて日々の「授業」のあり方にも変化が求め られているのではないかと思い県のATとなったのもきっかけで5年くらい前から取 り組んでいます。
 
・その中でICTを活用すること(時々授業中、節度を守らせて携帯電話を活用して学 習しています。)でモチベーションを高め、個別指導に対応できることを発見、そし てアクティブラーニングをするために「反転授業」にも挑戦しています。こうする ことによって・いつでもどこでも質問ができるため学校にいなくても学習支援がで きます。
・一斉講義で課題となる個別対応や学習成果の蓄積が可能になります。
・動画にしてを1.5倍速で見れば一日24時間が36時間に拡張できます。
 
⑥授業をしてみてどうだったのか?
 は完全アウェーなので最初緊張しましたが、とても熱心に取り組んでもらえまた。
 勤務校でも、授業中に寝る生徒は激減しました。学びへの意欲・定着率もアップし ました。
 
⑦どうやって研修しているのか?
 本を読んだり、勉強会に参加したり、放送大学の授業を受けたり、SNSでの知り 合いと意見交換したりバーチャルの研修会に出ています。
・現在世界中から参加者が加わりとても盛り上がっています。
 学校の外の世界における「教育」に関する関心は今までにないほど高くなっていま す。
 
⑧もう少し知りたい。
 概要は勤務校の研究紀要にまとめさせていただきます。より完成度の高いライブの 授業を作り上げたいと思っています。まだまだ、未完成です。
 
・ベーシックな授業ができることがまず基本なので初心に返ってスタートです。