Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

学びのイノベーション フォーラム まとめのパネルディスカッション

パネルディスカッション


原島 博(電子情報通信学会)さん
小林 直人(研究技術計画学会)さん
前野先生(幸福についての基調講演)のコメント


パラダイム転換の中で何が大切なのか?

・「人材育成」とか「人づくり」という言葉は嫌い、
 「もの作り」があって「ことづくり」があって「人づくり」ではなく、
 これからは「人」が中心になるべき、本来人は創造的、
・大学がすべきことは・・・卒業生を出すということは・・・・、
 未来に対する、どのような卒業生を出すかというメッセージだ。
人を開発して仕事に適した人にするのではない、
 イノベーションの目的は精神論というのは今まで学問から排除されていたが、
 精神論をちゃんと学問にして右脳も重視して、
 西洋型の合理型の限界が来た。
 日本型の和の精神論を見直す21世紀の調和社会へ
 
人工知能が東大の入試を解いた
 →知識の論理体系があれば入試は解ける。
 →そんなもののために学んでいるのではない。
 →楽しいとか幸せとか・・・。
 
・論理というとだんだん暗くなる。
 反対する人はきわめて論理的に反対するがやりたい人はやりたいという気持ち。
 反対する人を説得するより共感する人と一緒にやってしまえば、
 かたちになってしまったら反対はなくなるから。
 みんなで盛り上がればよい。
イメージ 1

・質疑応答


・左脳型物理左脳型数学から右脳型物理数学へ転換できないか?
・数学は論理ですかイメージですか?
 数学はイメージを証明するために論理が必要。
アブダクション
・ほとんどの法則は「アブダクション」イメージから発想からスタートしている、
 ワークショップはそれをしようとしている。
・発想の中に人間力が絡んでくる。
 本来もっているものを伸ばしていくか。
・新しいことを0から作るのは右脳型、でも入試は左脳型、
 選抜と大学・社会が求めているものが違う。
 
・数学は重要、数学は言語・外国人と本当につきあうのは人間力が大切。


・PBLの研究をしていてクリエイティブな人材育てても、産業界 の人事制度でせっかく育てた優秀な人材がつぶされないか?


・育てることと組織の変革は同時でなければいけない。
・「イノベーション」をおこせと言ってできるのか?
   イノベーションはしようと思っていればできるという考え
  シリコンバレーは3%ルール
  たくさん打たないとイノベーションはできない
  イノベーションは余裕がないとおこらない、消費税分くらいの遊びの気持ちがあ  ることが大切
イメージ 2
 
 
 
・「イノベーション」をおこす人材って若い頃どうなのか?
・会社の中でもイノベーションをおこそうという人をどうするのか
・ここで盛り上がっても明日からどうするか?
・シニアの方々がお金でも、儒教的にも、バブル社員人数も、勝っている
 三重苦の状況、これでイノベーティブになれるか?
・ペイフォーパフォーマンス
 
・幸福学をやっていて、GDPが一位でないことが不幸という昭和の価値観からシフ トしないといけない。

・日本は世界一の長寿国家で「世界一」の現象が起こり続けている、
 これはイノベーションのチャンス。
・ヨーロッパ人は若いときアメリカにあこがれ、年を取ると日本にあこがれる。
・40年周期説80年周期説、人の層が変わっていかないと社会は変わっていかな  い。
・何か新しいことをしようとすると上の人は反対するのでさらに上の上を説得すると 「面白い」と言ってもらえる。
・高齢化はチャンス。世界で初めての事だ。
・幸せも不幸も人に移る、楽しそうにしていると周りもそうなってくる。

・ワークショップは楽しいけどその後をどうするのか?というのがこれからのテーマ フアシリテートが大切。
 
 米国ではどういうところに公の予算をつけるか?市民ワークショップでやってい 
 る。そういう時代。
イメージ 3
・厳しい中である意味脳天気になって。
・教育に関して一番大切なのは先生方を信頼するということか。
 

感想

・人材ではなくこれからは「人」が中心になるべき、本来人は創造的、
 椅子取りゲームでなく新しい椅子をどう生み出すか
 「キャリア教育」でなく「キャリア協創」なんだと思った。