Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

地球の裏側までフィールドワークしてきました。(前編)

さて明日から授業が始まる。とはいえ既に部活動・センター対策模試など勤務は3日目、冬休みの出来事をちょっとまとめてみました。地理教師のフィールドワーク記録です。よろしければおつきあいください。
 

地球の裏側まで行ってきました
アラブ首長国ドバイ経由ブラジルリオデジャネイロ往復

 2013.12月

12月 24日 1日目
  エミレーツ319 は定刻の21:20分を10分遅れてポーデング開始。クリスマスイブのためかがらがらだった。3席占有でとりあえず快適。ムスリムにはクリスマス休暇も関係ない。ちょうど祈りの時間だったのかゲートで拝礼をささげる客もいる。機材は最新鋭のボーイング777。何と個別電源つき、道中長いので充電器を預け入れたのを後悔。ドバイと日本には-5時間の時差があり4:10到着予定。しかし、またすぐ14時間のフライトが待っている。
 
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 25日 2日目
ドバイは17℃とちょっと寒い。天気は快晴 今日25日はクリスマス 東京からと同様、席が空いていてゆとりがあると良いのだが。まず驚いたのはターミナルの建物が凄い。ドバイ空港はすべてが一言で言ったら大きくて派手!
エミレーツ247便はリオデジャネイロ経由のブエノスアイレス行き。乗客は白人が多い
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離陸してすぐ、眼下にドバイの高層ビル群が並ぶ。その中で最も高いブルジュハリファが朝日に輝く。ルブアルハリ砂漠やキリマンジャロビクトリア湖といった地理の授業で定番の地形を実際空から眺められた。
・14時間のフライトと後厚い雲から下に降りるとリオ、ガリオン(アントニオカルロスジョビン)空港着
・入国審査は実にのんびり・こんなに大勢待っているのに入国審査官は2人?いったい何時間かかるのか?
 日本だったら、クレーマー続出だろう!
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・今回、男の1人旅とはいえ、何かがあったら家族や周囲に迷惑がかかるので、基本フリーだが飛行場とホテルまでは送迎付きにした。
・両替の呼び込みが盛んんに声をかけてくる。
 ゲートを出るとすぐガイドさんと合流、客は私だけ。
 リオ観光の坪井さん。この道のベテラン、心強い。
・運転手さんはとてもがっちりした黒人
・途中で案内を聞きながら進む
・しばらく進むと道路の両側にはスラム(ファベーラ)だらけだ。
労働者の飯場もある。
イメージ 5・さすが夏、なかなか暑い。
しかし、ワールドカップで日本(にっぽん)が試合するのはもっと北部(レシフェ?)なのでもっと暑いらしい。
 
・今回同じホテルに3連泊する、しかしホテルは最悪だった。
・まず凄(すご)く古い、家具も、ドアもぼろぼろ、窓の鍵はかからない!
・極めつけはエレベーターで今にも壊れそう。途中の階で誰も降りないのにドアーが勝手に開きそうになる。
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 まず最初に案内された部屋
 全部荷物を広げて、さあ出かけようということで、セーフティへーボックスにポスポートを入れようとすると無反応ではないか。
 フロントに話をしてチェックしてもらうと結局故障、部屋を変えることとなり、また荷物をまとめて移動。部屋に帰ってきて今度はワイヤレスlanが繋がらず、フロントへ、結局相談してもなかなか繋(つな)がらない。諦めて帰ろうとするとロビーの一角で突然繋(つな)がる、電波状況の良いところと悪いところがあるらしい。ポルトガル語でのアクセス、フロントマンに尋ねながら何とかネット開通。
 次の朝、朝食後、部屋に帰ってくると鍵が開かない、またフロントへ、警備員がドライバをさして機械部分をつついてから鍵をまわすと開く。どうやら中がさび付いているらしい。
古いホテルなので部屋にコンセントが2か所しかない、そこからテレビや冷蔵庫が電気を分岐供給している、パソコンの電源は仕方ないのでスタンドを外して供給。しかし、その場所では無線の電波は来ない。洗面所の水は常にポタポタ、何匹かつぶしたがゴキブリも常住、このホテルネットの書き込みにあったとおりで、すべて不味(まず)いことばかりだ、5階の部屋で目の前がビーチ、ロケーションだけは良い。
エレベーターもかなりの年季だ、日本(にっぽん)では考えられないがあいかわらず2階と3階で1度ドアが開きそうになる、もちろん誰も降りないが・・・・。大丈夫なのかコレ?非常通報装置はあるが、閉じこめられてもレスキューは多分ポルトガル語
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  外国人も多いホテルだがテレビは全部ポルトガル語放送のみ。
 ブラジルでは少年犯罪に気をつけないといけない。18歳未満は犯罪をおこしても、警察は手を出せない。「俺は18歳未満だ」と宣言して犯罪をおこすらしい。
 
それを見越して組織に雇われている場合もある。警戒はするが銃やナイフといった武器を持っていることがあるので、襲われたら従うしかない。
 
 コパカバーナの海岸はまさに人種のるつぼ、アフリカ系・インディオ系、ヨーロッパ系、混血、アジア系。仲間とのちょっとの違いでいじめや登校拒否をしている日本(にっぽん)の若者には、この多様な世界を見てほしい。みんな活発で自分のペースで生きている。
オプショナルツアーのリコンファームのため、ツアー会社に連絡する。ついたらすぐに連絡をくれということだが。25日はクリスマスのためか全く出ないでポルトガル語の多分「本日は休業につき明日かけ直ししてくれ・・・・。」と思われるメッセージが流れるだけ。
 
(ちなみにこの時期の時差はサマータイムで日本とは11時間、文字通り昼夜は逆転!!!ついでに季節も真夏です。)

 そもそも、携帯の設定も結構苦労した。ソフトバンクスマホだが、海外パケ放題のアプリを到着後起動するものの、指定業者にアクセスできない。入国審査の待ち時間が凄く長いので放っておいたらそのうち何とか電波をキャッチ。しかし、途中画面で突然「このページは表示できない」そのうちなんか勝手に設定されたようで「指定業者の表示」通話だけはできる。
そんな電話の通信状態で、オプショナルツアーの確認、しかし不通が続く。
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アンカンファタブルな日々に慣れないと異国では暮らしていけないなぁ。
その国その土地に合わせていくのがまず第一のステップでしょう。