Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

グローバル化と教育(ちょっと聴いた話の忘備録メモ)

社会のあらゆる領域で進んでいるグローバル化と教育 (メモ)

 
①経済や政治が国境を越えて影響しあって、あらゆる人が取り込まれる状況がある。
 一見開国と無関係そうな人も好きとか嫌いとかにかかわらず、ネットワークに組み込まれ、その渦の中に巻き込まれている
・国を超えた結びつきや関係がますます強くなっている。
・経済的社会的活動が国の枠を超えて深く関係し合うようになってきている。
・情報技術やコミュニケーション技術の向上でそういった関係をいっそう強めるような技術や制度が整えられてきている。
 
②社会の中での変化
経済
例えば
・日本の企業進出・海外進出や多国籍企業かは当たり前、生産拠点の海外進出も進んでいる。部品と完成品の製造が別々の国というのも珍しくない
 結果、経済の動きをスムーズにするために共通のプラットフォームのような基準が構築されつつあるという点。
・契約・雇用・情報開示・所有権などのルールも共通化・国際化している。
・こういった経済の変化は経済だけでなく社会や考え方にも影響を与える。
さらに
 資本の流動化で各国の金融がますます密接に関わり合っている。
リーマンショックの例は記憶に新しいのではないだろうか。アメリカ初のショックは全世界の金融に影響をもたらした。
 また、経済活動の安定を目指して国際的な協調がもたれている。
G8や東アジア首脳会議といったもので国家間の壁を越えて問題に対処しようとしている。世界貿易機構、国際通貨基金世界銀行なども各国の経済に大きな影響を与えるようになってきている。
 
 グローバル化には競争が激しくなるという点と協調が進むという両面がある
 
③政治

 ある国で何かを決めようとしたときに、国内だけでなく海外にも配慮しなければいけなくなってきているということがある。
 国際機関やEU等国を超えた組織の意向にどの国も従うことが求められるようになってきている。
 NGO市民グループなども国を超えて提携しているので、1つの問題に関して国を超えて検討しなければならなくなってきている。
 別の国の知らない人々も自分と共通の利害を持っているという認識が必要になってきている。  お互いの目標を達成するためにそれぞれの国の政府機関に働きかけるようになってきている。
 
 一方で、ある国で提唱された考え方が国を超えて広がっているという事も重要
日本を含む多くの国々で大きな政府から小さな政府への転換がはかられている。
小さな政府が目指されて民営化規制緩和標準化といった政策が展開されている。
価値観や考え方も国を超えて広がっているのだ。
 モノや人が動くことによって価値観も広がって共通化されている。
 これは教育でも同じ
 
④文化
 経済的ネットワークの普及はめざましく
 それに伴って
 文化も普及している
インターネットを介したサービスはもちろん
日本の漫画(今日のニースで流れていたが、ドラえもんアメリカに!など)
ファーストフード
カジュアルファッション
有名ブランドなど
モノが世界規模に流通するとともにそれが格好良いという文化も流通している。
伝統的な価値観を変容させている。
 
 各国のメディアもどんなに小っさいことでも「価値がある」と見なされると瞬く間に世界中に広がるという時代になっている。
 
 一方、同時に人々はSNS等で膨大な情報を得ながらその中から自分の興味があるものをごく狭い範囲から、えり好み、つまみ食いしている。
 
 ネットの普及で
 英語の国際言語としての地位がこれまで以上に高まっている。
 非英語圏のもの同志でも英語で会話をしている。
 
 英英語が母国語の人は英語が話せるというだけで就職ができる場合がある!

 ということで特定の言語の文化が強くなるといった傾向が見られる。
 
 
このようにグローバル化
 社会の様々な領域に影響を与え、その人々が好むと好まざるとに関わらず社会に影響を与えている。
 
 ただし、どの国のどの領域でも同じように進んでいるという訳ではないということには注意したい。

 それぞれの国には異なった歴史や変容の過程があるのでこのような流れが好ましいと受け入れられたとしてもそれぞれの社会の変容はその国独自の受け入れられ方をしていく事になる。それぞれの状況に合わせて対応のスピードや深さを変化させて行かざるを得ない。
 
 一国の中でもグローバル化への対応は経済・社会・文化の領域で同じではないので変容は各々の領域で異なったスピードで進む。
 
 社会全体に影響があることや部分によって違う
 
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 今、教育をかえなければいけない理由の1つはこのグローバル化ということ 、そしてもう一方では「知識基盤社会化」が挙げられる。