認知心理学から
人が何かができる様になるとき
「それって、どうやってできる様になったのか?」
そこを解析するには?
「そんなのその人に聴けば良い」と考えるかも知れない
しかし、そこに大きな疑念が1つ
後から振り返って
人は「なぜ解けるようになったか?」
正確に語れるのだろうか?
人は「微妙なヒント」であったとしても
それを生かして正解にたどり着いていることがある
解法に至る経緯があまりにも複雑すぎて
後から振り返って
自分がどうしてその答えにたどり着けたか分からないこともある
(できることと分かることは違う)
となると、「なぜ解けたかを語ってもらう」より
「正解に至る過程」をこまめに
正確に観察していくしかない。
そういった分析はつい最近真では難しかった
しかし今は違う
ICTの発達はそれを可能にしている
1つの例として
・MITのデブ=ロイの研究がある
彼は自分の子どもの生まれたときから
五歳になるまでの全てをビデオで記録した
3歳までに24万時間のビデオ、
このビデオをチームで発話の状況ごとに分析し
・「ことば」が生まれるところを発見した
・「ガガ」→「ウォーター」となる5分過ぎ頃がなかなか感動だ
いきなり「ウォーター」と喋れるようになるのではない
そこまで来るのには
戻ることもあり
・こんなふうにして人間は言葉を1つ1つ覚えていく
そしてその増え方や
場所(環境)との関係
さらに
マスコミなど社会との関係も
解析している
・これからの学習の検証は
このようにして
「ビッグデータ」の解析と関わってくるのだろう