Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

学習評価に繋がる記録分析

認知心理学から
 
人が何かができる様になるとき
「それって、どうやってできる様になったのか?」
そこを解析するには?
「そんなのその人に聴けば良い」と考えるかも知れない
しかし、そこに大きな疑念が1つ
 
 後から振り返って
 人は「なぜ解けるようになったか?」
 正確に語れるのだろうか?
 
 人は「微妙なヒント」であったとしても
 それを生かして正解にたどり着いていることがある
 
 解法に至る経緯があまりにも複雑すぎて
 後から振り返って
 自分がどうしてその答えにたどり着けたか分からないこともある
 (できることと分かることは違う)
 
 となると、「なぜ解けたかを語ってもらう」より
 「正解に至る過程」をこまめに
 正確に観察していくしかない。
 そういった分析はつい最近真では難しかった
 しかし今は違う
 
 ICTの発達はそれを可能にしている
 
1つの例として
 
・MITのデブ=ロイの研究がある
 彼は自分の子どもの生まれたときから
 五歳になるまでの全てをビデオで記録した
 3歳までに24万時間のビデオ、
 このビデオをチームで発話の状況ごとに分析し
「ことば」が生まれるところを発見した

・「ガガ」→「ウォーター」となる5分過ぎ頃がなかなか感動だ
 いきなり「ウォーター」と喋れるようになるのではない
 そこまで来るのには
 戻ることもあり
 36回もの変化があったという
   
  http://digitalcast.jp/v/11656/   
 TED 日本語 - デブ・ロイ: 初めて言えた時
    http://www.ted.com/talks/deb_roy_the_birth_of_a_word?language=ja
・こんなふうにして人間は言葉を1つ1つ覚えていく
 そしてその増え方や
 場所(環境)との関係
 
 さらに
 マスコミなど社会との関係も
 解析している
 
・これからの学習の検証は
 このようにして
 「ビッグデータ」の解析と関わってくるのだろう
 
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 (↑  ヒコーキ 発見 !)