Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

「知識基盤社会」に対応した生涯学習の展開は 1996年から加速

次に
OECD
ユネスコがフォールレポートをリリースした翌年の1973年に
先進国の集まりであるOECDも「リカレント教育:生涯学習のための一戦略」という報告書をリリースする。

 
この報告書では教育を受ける学習者に軸足を移動して            「生涯教育」から「生涯学習」へ移行している。


 具体的には社会人が一定期間職場を離れて
大学・大学院等を含む教育機会を利用できるようにする
リカレント教育」が提唱された。
しかしその後の石油危機による経済の後退で実現できた国はわずかであった。

「知識基盤社会」に対応した生涯学習の展開
 1996年は東西の融合やソ連の崩壊、
 一気に進むグローバル化
 各地での紛争の激化、
 経済の失速、
 IT革命など教育に対する期待が一気に膨らんだ時期で
 ユネスコOECDそしてEUから
 今日の「知識基盤社会」に対応した
生涯教育の基本概念が普及した年となった。

 まずはユネスコ「学習秘められた宝」
以前にも綴ったことがある。
 
 フランスの寓話「ラフォンテーヌ」に基づく報告書で、
知ることを学ぶ、
為すことを学ぶ、
他者とともに生きることを学ぶ、
人間として生きることを学ぶ、
という学習の四本柱が示されている。
その後この流れは「万人のための教育」(EFA)や
ダカール行動枠組み」へと繋がっていく。
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 梅雨明け