Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

インターンシップの「まとめ」をしていて思うこと


今年もこの時期になって(もっと早くするべきだが・・・学期中にはとても出来ない)インターンシップのまとめ文集を作っている。


(今年はこれら ↓ につづく2015年版作成予定)
イメージ 1


ところが・・・意外なところで結構手間取っている。
今年は90人がインターンシップを体験したのだが・・・

生徒の「感想文」は「横書き、データは指定した進路課のメールアドレスにメールで添付により提出、念のためプリンターでA4でも提出」





↑ この作業が意外に出来ない!
(ほぼ全員「スマホ」は持っているのだが、
 まず1割弱が「メール」を送るということが出来ない)

普段「メール」は意外と使っていない様子

SNSの感覚でメールを送ってくるので
「送り手の名前がない!」これが急増!

受け取ったこちらは、「誰が送っているかが分からない!」
(感想文を読んで、体験先と内容から誰かを推測する。)

 「メール」では送り主の名前を名乗ることが当たり前なのに・・・

ビジネスでやりとりするように
名前を名乗ってチョットした挨拶が出来ている生徒は少ない
(出来ているのは1割程度)
これで良いのか?

さらに、ハードルが高いのが、
「添付!」

いわゆる
ワープロソフト」を使わず、
そのまま「ケータイ」で打ってくる
長いものだと800字くらいそのまま送ってくるのだ。
(良く打てるなぁ、すごい!)

パソコン使わないのが日常なのか?
(パソコンの所有率は結構高いようだが・・)

そっちの方が早いのだろうか?
(キーボードがないと文字を打つ気になれないおじさん世代とは違うのか?)

(めでたく)添付出来たとしても
開けてびっくり!

縦書き横書きの意味が分からなかったり
A4の意味が分からなかったりは想定内

添付ファイルも
ワード・エクセル・PDF・メモ帳ならまだ対応できるが
字数を数えながら書いたのだろうか?
エクセルの行列番号が入った
テキスト文書もあった!
(受け取った方は数字を消すのとても面倒なんだよね!)

これらのことは
ちょっとしたことなので
きっと誰かが教えてあげる機会があれば
すぐ出来ると思うのだけれど
いままで学ぶ機会が無かったってことか?

これから
高校生も地元地域や外部機関との「繋がり」が期待されていく時代だが、
メール・電話・FAXといったコミュニケーションツール
意外に使えていないのではないだろうか?

こういったスキルを身につけておくことは現代における
「読み書き」に該当するのでは?

インターンシップのふり返りが実は「メールの打ち方教室」になっている点を今日は指摘しておきたい。