さまざまな尺度で
世界で「最も幸福な国」といわれる国はいくつかあるが、
西欧的な民主主義と資本主義経済のシステムでこの答えを出している国
それが「デンマーク」。
日本の1/9の本土面積(グリーンランドを除く)
570万人の人口、
実労働週35時間で完璧な社会保障制度
日本人の1.3倍の収入を得ている。
どうしてこのようなことが可能なのか?
「地元で幸せに生きる」というテーマで授業をしている中で
引っかかっている「幸せ」、
他の国ではどの様に作りあげているのか?
知りたくなって今回の旅に出た。
3日目は国鉄で国境越え、
スエーデンのマルメを目指す。
地下鉄で中央駅から国鉄に乗り換え空港駅へ、
空港駅でパスポート検査を受けて国境越えの列車に乗り込む、
途中からサマーキャンプの中学生と一緒になった、
きっと騒々しくなるかと覚悟するが、
以外にもあまり騒がしくない。
どこに行くのかと尋ねるとスェーデンの山登りに行くとの事。
引率の先生2名で60人くらいの集団。
国境を越えるのはオーレスン大橋を超えるとマルメなのだが、
新しい駅がいくつかできていた、
アナウンスが、
スエーデン語・デンマーク語・英語と続く、
結局どこでおりれば良いのカ分からなくて車掌に尋ねると
「次だ」と教えてくれる。
マルメの街は人口が32万人、
スエーデン第三の都市、運河が美しい交易都市だ。
ちようど夏祭りのシーズンで広場に出店か出ていてとても賑わっている。
フォルムデザインセンターを見学してから広場で昼食、
午後は夏の間だけ運航されているルンダンという運河の遊覧船で市内見物。
50分の遊覧船はたくさんの橋くぐり市内を一巡できる。
コペンハーゲンへの帰りにHyllieという駅にできた
エンポリアというショッピングモールによってみる。
入り口のデザインと8の字の作りの建物は斬新だ、
入っている店は何となくイオンモールという感じ。
気になったのは電気自動車のテスラと
アイスクリームの量り売りの店
さっと観てから市内へ戻る。
夕方になってきたが、
10時頃まで明るいので、
コペンハーゲン市内でもう1カ所、
気になっている場所へ向かう。
そこはクリスチャニアという地区。
ヒッピーの村がありヨーロッパ人には人気らしい
ドラッグが売られていて危険も伴う、
まだ日は高いが夕方になっていて、
アジア人が珍しいのか声をかけてくる。
何となく雰囲気も良くないので途中で引き返すことにした。
残念ながらこの地区内部での撮影は禁止となっていた。
福祉国家なので浮浪し屋はいないはずだが
移民なのだろうか
街には時々ホームレスの姿も見かける。
「世界で最も幸せな国」にも矛盾があるのか。