さまざまな尺度で
世界で「最も幸福な国」といわれる国はいくつかあるが、
西欧的な民主主義と資本主義経済のシステムでこの答えを出している国
それが「デンマーク」。
日本の1/9の本土面積(グリーンランドを除く)
570万人の人口、
実労働週35時間で完璧な社会保障制度
日本人の1.3倍の収入を得ている。
どうしてこのようなことが可能なのか?
「地元で幸せに生きる」というテーマで授業をしている中で
引っかかっている「幸せ」、
他の国ではどの様に作りあげているのか?
知りたくなって今回の旅に出た。
4日目、せっかくなのでホテルで自転車を借りてみる。
1日約2000円、ブレーキは前輪は手、
後輪はペダルを逆回転させる、
右側のハンドルのグリップで7段の変速ができる。
早速路に出てみると実際皆さん結構飛ばしている。
自動車は自転車を優先する義務があるらしく気を使ってくれる。
自転車レーンが独立しているので走りやすい。
快調だ!
今までトボトボ歩いていた道のりがあっという間に移動できる
これからコペンハーゲンに行く人には
レンタサイクルをおすすめしたい。
(夏に限るが)
最終日なのでほどほどにして
自転車を返してから荷物を持って空港へ、
後は約20分程度の移動、
地下鉄、列車と乗り継ぐ予定だが・・・
地下鉄の駅に行くと先頭車両に警官がたくさんいるではないか、
何があったか分からないが地下鉄は全面運休。
急いで国鉄の中央駅へ、
列車に乗ろうとするとこちらも運行停止(汗)
これでは空港に行けない!
(仕事も溜まっているので帰国できないとマズイ)
仕方なく駅を出てタクシーを拾う、
たまたま一台通りかかった、
(ラッキー♡)
空港に直行。
料金は約6000円、
予定どおり20分程度で到着。
15:45分出発
成田到着は9:35分を少し前倒しとなった
こうして快適な北欧の旅から現実に戻ってきた。
日本の1/9の本土面積(グリーンランドを除く)と570万人の人口、
実労働週35時間で完璧な社会保障制度と
日本人の1.3倍の収入を得ている。
自然災害の少ない平坦な国土は輸送コストや防災コストがかからない。
氷河によって土壌はやせているものの
世界初の農協や高い技術力で酪農や食肉生産が盛ん、
エネルギーも北海で自給できる。
さらに自然エネルギーを有効活用し
自転車に対応した街造りも進めている。
そして、さまざまな可能性を生み出すデンマークデザインの可能性。
日本に来て最初に気がついたのは、
車もケータイも最先端な国
でも
日本人はみんな忙しそうで、
元気がなくて、
下向いて歩いている姿が多い。
風土も国の規模もかなりかけ離れている両国であるが、
生活の質、
心地よさを求めて人々を平等に扱う
民主主義国家としてのデンマークの
魅力を感じた今回の旅であった。