Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

ルツェルン教育大学アーミン レンプフラー教授来日

 アーミン レンプフラー 氏の講演
※個人的講演メモにつき主観が入っています。

ドイツ語通訳は静岡大学の山本隆太先生

持続可能な開発のための地理教育に関する宣言で知られる
ルツェルン宣言」で知られるルツェルン教育大学講師

研究領域
地球空間におけるシステムコンピテンシー研究
学外での学習(野外学習)
地理学および地理教育の教材開発・評価

趣旨
地理教育の基礎概念をシステムと考える。
ドイツ語圏では地理教育コンピテンシーと考える。

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講演内容で印象に残った点

地理教育の目的・目標
地理教育は諸問題の実際の原因に向かっているか?

生徒が複雑な問題に取り組む力を育てているか?
一つ答えが出たら次にどんな問いが立つか次にどんな答えが出るか?

自己複雑性をそだてる。これがシステム思考
ステム思考をする人は地理的な諸事象を認知的に分析する。
人間の介入が予期しない副作用をもたらすことを予防できる。

地理の授業の中でシステム思考をどのように育成できるのか?

能力として位置づけられるのか?
部分的な能力があって位置づけられるのか

システム理論の基礎
主要基礎概念=システム概念
ドイツでの地理教育スタンダード
16各州がバラバラに取り組んでいるものを
「人間環境システム」で統合
純粋自然科学系の地球科学的なシステム論もあるが
地理としては人間環境システム論を重視している。

自然地理学ー社会環境研究ー人文地理学
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自然地理学はエコロジー
人文地理学はコミュニケーション重視
レンプフラー先生は生物学や景観生態学から地理教育に転向された経緯から
両方を持ってきてもうまく組み合わせることができなかったので
社会生態学から理論を持ってきて
総合的な関係性を持った社会と自然のネットワークを形づくった。

自然と人間の枠を超えて社会生態学で融合する。

社会生態学とは
総合的な関係性を持った社会と自然の関係ネットワーク
開放性、オートポイエーシス、モデル化、複雑性、非直線性、ダイナミズム、創発、境界、などなど

複雑な現実を構造と振る舞い(行動)としてシステムを利用活用(応用)していくか。
物事のバランスを調整していく
システム利用・システム調整をする。

前半の話しは抽象的で難解 後半へ続く・・・・