Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

地理の授業で「砂防ダム」

高校の地理授業で出てくる用語で
生徒が全く反応がない
未知の物体の1つが
昨今のゲリラ豪雨や台風で
その重要性は高まっているのだが
登山部を除いて一般の生徒はほとんど見たこともないと言う代物
土砂が貯まることによって、川底が削られるのを防ぐための「せき」

生徒は「ダム」ならイメージできると言う。

大がかりなものは「砂防ダム
小規模なものは「砂防堰堤」と言うらしい。
(定義は?)

地図記号では以下の様に示される。
イメージ 1
水を溜める目的ではないので
堰に排水用の穴があったり
イメージ 2
さらには

イメージ 3

洪水による流木や岩石を食い止めるために
柱だけだったりする。

もっと小規模なものだと
手作りで木造の杭を打ち込んだものもある。

〇十年に一度といった
豪雨が頻繁に襲ってくる今日
地球規模の環境変化が原因なのか
林業経営の衰退による林地の管理の後退からか
子どもの頃と言ってももう四十年も前だが
昔に比べると全国の山に
こういった建築物が治山目的で急増している
こういった構造物で
私たちの生活を今後も守っていけるのか?
災害から身を守るためには
耐えずこういった建築物を構築管理し続けなければならない
それば終わることのない投資

不安も疑問も感じるのだが?
人口減少の中
国土利用
これが今後もベストな方法なのだろうか?