Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

インターンシップの感想(医療系)より

 地域社会の問題を知る

 
 特に東部地方が医療の設備等があまり整って無く、地域医療の面では結構深刻な医師不足があることを痛感しました。
 現在、県東部は医療過疎であることを知りました。また体力的に大変である外科と内科に就く人が減っているそうです。医療制度がどんどん変わって、患者さんのために何かをすると赤字になってしまう現象が起きていて、病院の規模を大きくしたくても簡単なことではないようです。そのような問題を抱える中、病院で働く方々は皆、患者さんに対して明るく接したり、高齢者には、大きな声でゆっくり話すなどの工夫も見られました。
 
 この静岡県東部地域でも医療の過疎化が進んでいることを初めて知りました。西部にはいくつも大きな病院があるのに東部には数えられるほどしかありません。テレビでよく聞く、病院のたらいまわしも実際にこの辺でもあるそうです
 この辺りで有名な研究医療施設には特別な器具やベッドがあるため、そこのものが東部のものと換算され、規定の数をこえるため、新しい病院を建てることが出来ないことなどを初めて知りました。
 
 

チーム力

 
 医師一人では医療は成り立たないけれど、医師がいないと医療は成り立たないということを改めて思いました。
 この体験を通じて、チームについて考えさせられました。
医療も、チームで成り立っていると今回の体験で強く感じました。

 医師、看護師、介護師、理学療法士作業療法士…など多くの人がその患者さんのため全力で最善の方法を考え支える。
まさにわたしの理想とする「チーム医療」の形でした。
 

 高校側も課題をもらいます

 
 
 今回の病院見学を通して感じたことは、ただ医者になりたいだけでは医者になれない人のためにどれだけ考えて働くことができるかが医者に近づくための一歩なのだと。またコミュニケーション能力も重要なのだと。患者さんの話をどれだけ親身になって聞いてあげられるかで患者さんの病気に立ち向かおうとする意欲も変わってきます。
 
 理学療法士は「人と話すこと、コミュニケーションによって治療する仕事だ」と、言いました。この言葉が強く印象に残っています。コミュニケーションは人と人とを繋ぎ、笑顔を作ることができる。社会に出るために、高校で、人前で話す力を身につけてほしいと言われました。