Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

アクティブラーニング「出前授業」のお礼状をいただいて。

8月の末に、
 県外の公立高校に赴き3年生×2クラスと、
 職員講話をさせていただいた。
  そのときのお礼状をいただいた。
 「キャリア教育」もそうだが、
「授業改革」も管理職が意欲的だと
 学校内への浸透は速い。
 今回の場合、全職員は2回の公開授業のうち
  どちらかは最初から最後まで必ず参観
 そして、事後の研修会も全職員参加であった。
 
 スケジュール調整、
   学校までの案内、
   授業のビデオ撮り、
   会場準備、研修会の運営
 そして、親睦会まで組織的に対応していただいた。
 
 現場の教師が小さな実践を積み重ねていくのも大事だが、
 適切なタイミングでスピーディーに舵取りをするなら
 組織で動く必要がある。
 今回つくづくそう感じた。(自分の職場の事は置いておいて・・・・)
 
 完全にアウエーであったが
 授業を参観していただき
 ざっくばらんに感想を述べてもらえたのが良かった。
 納得していただけた理由は
 先方の先生方が
 「普段教えている生徒の反応が変わった!」
 という事実が大切だったように思う。

 「普段」を知らない、
 私には分からないが
「意欲的に取り組んでいた」ようであった。
 
 アクティブラーニングというと
 「集合知」で物事を深く考えるというねらいが一般的だが
 今回は「知識を身につける」というレベルでの展開を依頼されていた
 
   アクティブラーニング→グループワーク→ジグソー法でなく
 基本的に「個」の活動にこだわり、最後も「個」に返す
 そして「言語化」する。
 その「言語化」したものを集合知で吟味する。
 ここまでの作業にしておいた。
 
 「反転学習」の要素も取り入れ
 予習をしている事が授業では優位な立場になれるように工夫もしてみた。
 
 別の着目点として
 「知識」の構造化、
 繋がり方を視覚化させるということもしてみた、
 短期記憶で得た「知識」が繋がっていないため
 学習が苦痛な「作業」で終わってしまっていて
 「知識」の繋がりかたを考えさせ、表現させる必要がある。
 感想からは、この点についても共感をいただけた。
 
 地歴・公民科の先生だけでなく
 他教科の先生の感想で「自分の教科でも取り入れたい。」
 という言葉も嬉しかった。
 
  講話の時間には授業とキャリア教育についてお話しさせていただき
 ipadによるプレゼンとClicaによるチャットも試してみた。
 アクティブラーニングの授業とそのまわりにある事象の繋がりにも
 気がついていただけたようで、自分自身の研修にもなり
 有益な「アクティブラーニング」の機会でした。