「アクティブラーニング」の評価方法はまだまだこれから・・・
可搬性P
活用性D
修正可能性S
この3つが
1つの授業の中で将来活用できるか?
1つの授業の中で将来活用できるか?
といった所を見なければならないがこれば難しい。
丁寧にするならば「アクティブラーニング」の評価の為には4つの段階での準備が必要になるだろう
ステップ1
①まず、大前提として細かく記録(データ)をとることができるような
①まず、大前提として細かく記録(データ)をとることができるような
授業プランが必要になる。
「可視化」することで、
活動中のアドバイスがしやすくなる。
活動中の評価を上手く使っている例としては
※「クリッカー」を使った
「ピュアインストラクション」での活用の発想がある
※参加者がどの選択肢を選んでいるかが瞬時に把握できる器具
(アナライザー)と呼ばれることもある
目標やワークシート・リフレクションカード、
あるいは学習内容と関わるルーブリックとの関連性が必要になる。
②可搬性(P)は長期に渡る記憶となる事と
比較的いつでも取り出せることを意味する
自分が学習したものと関連性を見いだせるか?
③活用性(D)は一定の期間を持って思いだし
活用する機会を与えてみる
「次に活用する」には言葉にしておく
そのための言語化→「言葉」を見ていく
④修正可能性(S)ははっきり証明はできないが
自分自身の言葉にしておき
環境やルールが変わっても自分なりの対応ができることとなる
応用活用できる課題や
クロスカリキュラムや総合的な学習
・フィールドワーク・実験・PBLを仕掛けるなかでの
「学習の転移」や変化を読み取る。
(とはいっても相当困難なことだが・・・)
ステップ2
こういった要因を誘発する学習課題を設定して授業を組み立てる。
こういった要因を誘発する学習課題を設定して授業を組み立てる。
ステップ3
実際に授業の記録をとる。会話の記録、キーワードの特定、可視化がテーマ
実際に授業の記録をとる。会話の記録、キーワードの特定、可視化がテーマ
ステップ4
データからの認知推定
こういった、授業実践研究が必要になるだろう
データからの認知推定
こういった、授業実践研究が必要になるだろう
しかし、実験校ならともかく(-_-;)
一般の学校業務と平行してこういった評価を進めていくのは
現実的にはかなり厳しい
これを実現させる協力な助っ人としてICTの活用が考えられる
高校でアクティブラーニングを取り入れたのだが、
テストの結果が向上していないという場合が良く聴かれる
クラーク・リーン
(Marcia C. Linn, Douglas Clark and James D. Slotta ) は
WISE design for knowledge integration 2003 という試みの中で↓
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/sce.10086/abstract
WISE design for knowledge integration 2003 という試みの中で↓
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/sce.10086/abstract
学習成果の「言語化」と「アクティブラーニング」に費やす授業時間と
その後のテスト結果を示している
その中で
「選択問題の回答率はほとんど変わらなかったが、『なぜその答えになるのか』を書かせたところ話し合いをカットした方は時間が経過すると書けなくなっていった。」 という状況があった様だ
「選択問題の回答率はほとんど変わらなかったが、『なぜその答えになるのか』を書かせたところ話し合いをカットした方は時間が経過すると書けなくなっていった。」 という状況があった様だ
中学校や高校段階で「アクティブラーニング」を取り入れる成果はまだ未知数な部分が多いがICT機器の発達と、取り組み数の増加に従って解明されていくものと思われる。