・「キャリア教育の推進」時にも反対者が多かった。
うちは進学する学校だから職業教育はいらないとか、
生徒の未来を何かに当てはめようとしているとか、
若者をだますな、人生を薄っぺらに考えている等さんざんな言われようだった。
・「キャリア教育」は今も様々な言われ方をしているが、
それが導入された頃の15年前を思い返して欲しい。
全てが有利なパイの取り合いで労力は
既存の「序列確保」のために費やされていた。
その可能性を得るための偏差値教育、
就職率だけが指標で、
教師は手柄を奪い合った。
あのままで良かったのだろうか?
寄らば大樹としてランキング上位だった就職先は
その後全て「順調ではない」ではないか。
「キャリア教育」の普及で「キャリア」は
自分で考えるものだという考え方は広まった。
アクティブラーニングの取り組みには
「正解は偉い誰かが教えてくれるものではなくて、
最後に自分で出すものだ」というメッセージが含まれる。
教授法についても長い間の議論がある。
たぶんここについても「正解」はないと思う。
ただ「正解」を求めてトライすることにムダはないと思うのだが。
助走には時間がかかる でも 飛び立て!