Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

Loilo Note for School での発問


通常の「一斉講義型」の授業の中に少しだけLoilo Note for School での質問を入れてみた。


授業の中でいくつかの問いを投げかけ
生徒が
次々とその答えを教師に送り
教師はそれを「提出」・「更新」順に
どんどん紹介していくという流れ
クラス全体で発言し
自然と答えらしきものに収斂していく
そんなプロセスが体験できる

ちょっとした失敗→「発問」に工夫が必要でした。
授業中の携帯・iPad活用では
質問の出し方を工夫する必要がある。

次の様な質問ではどちらが好ましいかというと・・・
①多くの国々ではなぜ工業の振興を図るのか?
②次の語句を簡単に説明しよう→「産業革命

オープンクエスチョンの①の方が好ましく
意見をどんどん「提出」させることで
多様な考え方に出会い
授業の中に
答えを作るというプロセスが生まれる。

②のような問いも様々な回答を期待するのだが
そのうち
「インターネットで検索」してから
答えらしき文章を貼り付けてく者が出てくる。

テストの時はICTは使えないのだから
こういった行為は「規制すべきだ」という意見もあるだろう
しかし、
私はそのことを禁止するのはナンセンスと考えた。

我々は仕事でICTを当たり前に活用している
今まで、「教室」内で教師が発してきた「質問」は
インターネットによる検索を想定していない。
「調べれば分かること」だったりする。

「学びの場を現実に近づける」のであれば
質問は「調べても分からない事」を聞くべきだ。

ということで
ICTを普通に活用する授業では
②のような
「用語の定義」を書かせたり
「語句の意味」を調べる問いではなく

単元(コンテンツ)の本質に迫る
「オープンクエスチョン」を練る必要がありそうだ。

イメージ 1

(↑ アクティブラーニング時の生徒の構想メモ例)

練習問題や過去問の場合も
ネット上に答えがある場合が想定される。

アクティブラーニングで最も重要なポイントは「良質な発問」である
ICTの活用を前提に
早く見つけた者が「勝ち」という発問ではなく
「しっかり考えた者」が賞賛されるような
良問の研究が必要になりそうだ。