Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

小論文の意義「皆さんはどう思います?」

「なぜ『小論文』を書かせるのか?」

(2年生には)
「小論文模試は全員に必要ないよ!」と会議で・・・。
「入試」で使わないから「要らない」のだろうか?

「書く」ことによって「思考」が深まる
「表現」することによって学ぶ必要を感じる
「書いたもの」にはその人の人柄が現れる

これらは良く言われていることだ
「小論文」を書くことで

大学・学部・学科での学びの準備が始められる
「書く」という社会で活躍するためのベーシックスキルも身につく

人間が思ったり感じたことを
見たこと聞いたこと触ったこと味わったこと
これらを書き表していく創造的な仕事は
そう簡単には機械化できない

書くことは
社会で活躍するための
自分で学び続けるための
人生を愉しむための
大切な
「スキル」ではないだろうか?

なぜその力をつける機会を与えないで「良し」と考えるのだろうか?

「小論文」指導は
上級学校への「接続教育」でもある
今は入試に合格できても
レポートや卒論がかけない学生がいるので
「初年度教育」で「書き方指導」をしている大学も多い

「書けない」ということは物事を考える時の
「考え方」が分からない
ということにも繋がっていて
科学的な「考え方」や論理的な「考え方」も
「初年度教育」で身につけさせていると聞く

「書くこと」は考えることだけでなく
「書く」ための「知識」も必要とする
「知識」を活用するには「経験」も必要だ

「小論文」が必要ないという人は
「知識」や「経験」は要らない?ということなのか
「知識の活用」によって「表現」する力は
21世紀には必要だと国際機関も言っている

道具を活用するスキルの中から
「言語活動の充実」がうたわれ
人々が「主体的」に学び
違った「考え方」を持った人々が
道具を使って「表現」していくのが
これからの時代なのに

「入試で使わない」から要らないって?

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閉館前の自習室↑

3年生は論述指導の時期
この時期は
「小論文」や二次試験の「論述」が次から次へとやってきます。
「もっと早くから、指導始めておけば良かったのにね・・・・」という声も