アブラ菜科の「とう菜」は北駿東では「みずかけ菜」と呼ばれ
もち米の水田の冬作物として
10月に植え付けが始まり
年明けから収穫される。
今はシーズンオフなので加工品しか手に入らないが
これから最盛期
1年を通して豊かな富士・箱根火山の湧水に恵まれ
冬場でも涸れることはなく水温は一定
水田は冬の間も水が張られ
名物の「みずかけ菜」の栽培が行われている。
この地域では、長野の野沢菜のように漬け物にして保存し
おにぎりにしたり
チャーハンにまぶしたり
茎や葉をアブラで炒めて食べたりしている。
知る人ぞ知る「ソウルフード」なのだ。
寒い時期に田んぼに入って
1本1本 摘み取り収穫するのはなかなかたいへんな作業。
最近は、フリーズドライの加工品としての「ふりかけ」として
一年中流通している。