Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

「主体性」が共通のテーマ

授業でもキャリア教育でもスポーツでも、今求められているのは主体性

 本日から副顧問をしているバレーボールの選手権大会が始まった
高校でバレーボールをしている選手にとっては
とても大切な大会だ
以前は春の高校バレーと言われ
あのバボちゃんが盛り上げていた大会
本校は地域の優勝校として
1・2年生のチームで大会に臨んだ
強豪校では3年生も参加している
大事な大会の初戦を無事突破して
来週の試合にコマを進めた
(私はコーチとしてベンチに入っている)


その場で
選手達に最も求められたのは
主体性
一人一人が
チームの勝利に対する当事者意識を持つこと
想いを行動で表現すること


トレーナーとの会話
今は監督が引っ張っていくより
自分たちで
話し合って
練習して
答えを出しながら
チーム作りができるところが勝つ
「指導者がいくら勝ちたいと思っていても」
「選手が勝ちたいと思わなければ勝てない」
生徒・選手が勝ちたいと思うことが大切


バレーボールは
「メンタル」の問題が
とても大きく
関係する種目
そして
試合中が一度始まれば
ベンチからの指示は限定的
課題を発見し
コートの中の
仲間の「集合智」で解決して行かざるを得ない
 


試合を見ていた
保護者との会話
試合勝ったけど
「チームがバラバラ」
「もっと、気持ちを前面に出して試合できないかなぁ」
「学生も生徒も受け身の姿勢がここ数年強くなった」

最近の新入社員は
指示待ちなんだよね
指示されれば優秀なんだけれど
指示を待っている
自分で問題を発見してくれないと
会社としては困るんだよね
 


 
大学の監督さんとの会話
世の中が変わってきているんだよね
教授法についても
研究していく必要がある
大学で
自分から
部活動に積極的に
参加しているような学生は貴重だ


 
授業とは一見離れている活動のように
思われる部活動だが
問題の根底にあるものは共通の様な気が?
いつからこうなったのか
現場にいるとここ数年間?
という気が


反転授業の成功の成否も主体性
アクティブラーニングの目指すところも
主体的・積極的な参加による集合智
教科で求める社会性も
大切だと言われる市民性も
この主体性がキーワード
 
卒業生を見ていると
部活動、学校行事、受験勉強どれでも良いが
高校時代に時分のエンジンのかけ方
そこから学んだ者は
進学・就職後
目に見張る成長を遂げている
やらされている限り答えは出せない
教え込むと一見早く伸びるように思えるが
結局
自分で出した答えじゃないと
成長は止まり
行き詰まる
 


 
スポーツの世界では
トレーナーや栄養士の他に
スポーツコーチングをするコーチの存在も
重要になってきている
 
サッカーの強豪校に以前勤めていたとき
部活動の時間の前に各自がコンディションを整え
部活動の時間には
いきなりチーム練習だった
それって授業だと「反転」?
伸びる選手は
チーム練習のあと
黙々と足りない部分の自己練習に個人で取り組む
当たり前なのだが
 


きっと授業でも
そんなふうに育てる事もできるのだろうなぁと思いつつ
 


試合はまた来週へと続く
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※余談

最近
部活動の場面でも
保護者の
「とんでもない!」行動に
ときどき驚かされることがある
 
本日も
開会式の最中
整列している
選手
職員の前を
平気で横切っていく
保護者が出現
 
式典の最中なのに・・・・
本校の保護者ではないが
そういったご家庭のお子さんを預かっている
顧問・監督のご苦労をお察しした
普通の感覚ではこの前は通りませんよね。↓
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今、現場はこんな様子