Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

高校生時期の進路発達課題について

高校生期の発達課題


高校生期は,心身の全面にわたる発達が急激に進む時期
そんな中で
自分の人生をどう生きればよいか,
生きることの意味は何かということについて
思い悩み始める時期

自分というものを意識し
独立や自律の要求が高まっていく
所属する集団が増加し
人間関係もより広がり,
そうした中で,
さまざまな役割や期待に応えながら
人間関係を築いていくことが求められる
しかし,
自分の考えに十分な自信がもてない時もある
理想を求め,
現実を否定したくなることもある,
積極的に自分の将来に取り組むことと,
不安や悩み,
この二つが併走する
思い返してみると
こんな時期なのではなかったろうか
 
 

高校期の進路に関する一般的課題


大人の社会でどう生きていくかという課題に出会う時期。
自己実現の欲求を持ちながら,
自分の人生をどう生きていくか,
生きることの意味は何かといった,
人間としてのあり方生き方を理念的に考える一方で,
就職や進学を控え,
現実的・実際的に検討・対応することを求められる

そのなかで,
最も思い悩むのが「自分」との対話
「自分が何に向いているか」
「自分がやりたいことは何か」を探し求める

進路決定に当たって最も重要でしかも難解なのが「自己理解」
まず,自分を見つめる
「自己理解」ができていないと「キャリアプランニング」はできない。
キャリアプランニング」が立案できても,
「課題対応力」がないと前に進めない。
「課題に対応」するには,
「人間関係形成・社会形成能力」が必要となる
こういったプロセスの中で
「自己理解」は深まる。
こういった過程がスパイラルに何度か繰り返される
このパターンばかりではないかもしれないが・・・
 
豊かで成熟した社会にあって人々の価値観や生き方が多様化する中で,
幼少期からの様々な体験の機会が減り,
異年齢者との交流も乏しくなったことや,
家庭や地域の教育力が低下していたり,
逆に過剰すぎる支援や保護によって,
実社会や現実生活そのものを通して得られる学習が不足している
一方で,
現代社会には様々な情報が氾濫し,
グローバル化
都市化も進行し伝統的に地域に根付いてきたものの考え方だけでなく,
様々な価値観が存在している

生活体験の不足や人間関係の希薄化ゆえ
高校生だけでなく大人も
自己の価値観を作り出すのが難しい時代になってきている

全ての高校の校種で
中学校からの移行期に
スムーズな移行ができない場合が増えている
さらに,
学習についての関心・意欲も持てないまま,
将来への不安感の中で,
とりあえず進学し,
中途退学者や,
自立した社会生活を営むことができないケースも多い。
 

キャリア教育の目標は


まずは目の前にいる生徒が社会的・職業的に自立する力をつけることにある
今日の社会が求める「自立」,
多少困難があっても,
根付いたところで自分に与えられた役割に対して努力し続けることも必要である。
 
学校は,
自分の「価値」に
認識も自信も持てない生徒に
自分の価値に目覚めさせ,
社会の中で何をなすべきかを熟考できる
機会と時間を与える必要がある
 
自ら学び自ら考えることが重要になっている
「学ぶことの意義」や「学ぶことの価値」を自分で探し出すことが大切だ
行動することで人の心は変わっていく
自己の判断力や価値観を創るうえで
体験することから学ぶことも必要だ
 
達成感や自信を育て
将来に渡っての
学びが継続されるような
勇気づけられるような
機会が与えられなければならない
 
そして,
これからの時代は
今まで以上に
様々な人々と

共に生き,
共に働く
時代なのだということを教える必要があるのではないだろうか


※様々な方法論が出てくる中、「理念」の部分って
時々確認の為に戻ってくるところになるので
バランスも悪く
つっこみどころ満載の内容だと思いますが
自分の為に今日はこっそり記しておきました。