Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

ジオパークについての講話 その①

小山真人先生の講話

 
静岡大学理学部 
・防災総合センター 副センター長
ジオパーク推進協議会
・著書「伊豆の大地の物語」「奥伊豆」の風景「富士山」など

世界ジオパークに向けて
・現在基本計画と行動計画を提出
 ジオパークHPからダウンロードできる様になる。
・13市町から昨年長泉・清水町が杯って15市町になった
・日本で3番目に広いジオパークになる(1番は岩手山麓・2番は山陰)

ジオパークとは?

・単なる地質公園では無い。
保全活用が柱、それをユネスコがバックアップする。
ジオパークの構成資産
・大地の営み・・地域社会にある全てのものの根幹に母なる大地がある。そこへと繋がるストーリー、慣れ親しんだ全ての美しい風景や風物の全てを成り立たせた意味と物語。何の脈略もないと思っていたものが実は繋がっている。
イメージ 1
・いろいろな人が集まってきていろいろな繋がり→これがジオパーク
ジオパーク=「地人融合郷」
 →大地に根ざした資源を守って活用する。
 持続可能な地域と人間関係の構築を目指す。
・地面の上にあるものは全てジオパーク
・有形無形→芸術・分化・人間そのものも
・従来型産業→エコツーリズム
 →自然景観・社会景観全てを見せる。
 
 範囲が広いのがジオパーク
イメージ 2
 
・理科だけで無く全ての教科で扱うのがジオパーク教育
 

ジオパーク世界遺産の違い


 
 
イメージ 3
 
 
世界遺産は保護 ジオパークはそこに活用が入る
世界遺産はもの、ジオパークは無形・人も入る。
世界遺産は保護だから大勢来ると困る。
 ジオパークは活用だから、交流し持続可能な開発を必要とする。
・地域でこういうことがジオパークにふさわしいといえば

 広がって行く可能性がある。


 
・世界のジオパークは約100カ所、欧羅巴と中国が多い
・日本では世界認定六カ所
・国内ジオパークは27カ所
世界ジオパークのほうがえらいという訳では無い
・世界と交流したいという所が世界を目指せば良い。



・認定の仕組みとしては
日本ジオパーク
 →世界ジオパーク(ここまでで三回の審査)伊豆は世界審査を申請中
・四年に一回の再審査があり取り消しもある。
・活動を継続していかなければならない
伊豆半島ジオパークの活動は伊東限定でややってきたのだが
・7月の海の日に審査
・8月の終わりに推薦が認められる?
・来年9月にアジア太平洋ジオパークで認定?
有珠山島原半島糸魚川の三つが最初に三つ通ったが
 近年は推薦見送りも多発
アポイ岳伊豆半島が今年の申請となるだろう。
 

 「ジオパークの推進は地域の振興=キャリア教育に繋がる」つづく・・・