Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

夏のフィールドワーク 似島

瀬戸内海に浮かぶ 似島(にのしま)
 
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宇品港からフェリーでたった20分、市内からも見える「安岐小富士」のある島。
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 広島市内に近いのに、橋で繋がっていないので、船を下りるとそこにはまだ昭和の時代の瀬戸内があった。
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この島は、日清戦争から太平洋戦争終結まで「軍の島」だった。
 弾薬庫が置かれたり、戦地からの帰還兵を受け入れる場所であったり。
 第一次大戦時にはドイツ人の捕虜ユーハイムがバームクーヘンを伝えた。
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 広島に原爆が投下されたとき、検疫所があったこの島には約1万人の被爆者が運び込まれたと言われている。
 多くの方は介護の甲斐無くここで息を引き取った。そして無縁仏となっていた。
 
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 現在の中学校東よりの南風泊一帯からは後に1400柱の遺骨が発掘され供養塔が建てられた、そして、それがさらに合祀された慰霊碑がグランドの隅にぽつりとあった。後にこのグランドからも仮埋葬された517柱の遺骨が発見され一緒に祀られている。
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