次の指導要領改正では「学び方」が大きく問われる
この「学び方」についてこれからは考えて行く必要がある
ひとり一人が多様なプロとして
自発的に学び続けることが求められるだろう
では、「熟達(プロ)」になるにはどうしたら良いのか?
身近な例としてスポーツや芸術の選手の例を研究している事例もあるらしい
国際大会レベルの選手の練習には
「学習研究の成果から分かった要素が全て入っている!」
らしい、これはどういうことなのか?
・しかも系統的に、周りの人もまきこんでやっている、
上手く活動をセットしている
「発達課題」で知られる※エリクソンは
はこれを「意図的練習『deliberate practice』」と呼ぶ
(Ericsson,Krampe,and Tesch-Romer,1993)
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エリクソンの「心理社会的発達理論」↑
人生を8段階に区分して、
それぞれに発達課題と心理社会的危機(psychosocial crisis)、
重要な対人関係、心理社会的様式が設定されている。
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・国際大会に参加するような熟達者(Expert)
になるためには長い練習時間を費やすと共に、
練習の内容も単純な内容の繰り返しではなく
「意図的練習」である必要があるらしい
・生活も特別に組織化されていなければならない
多くの成功者には小さいときから・プロの指導者がついている
・たまに本人がそういった意識がなくても
・たまに本人がそういった意識がなくても
周りに聴いてみると結果的に「意図的練習」をしていることが多いとも言われる
・それは「進歩の結果が分かるような」練習であり
・1日のかなりの時間毎日決まった時間に行われることが多い、
・1日のかなりの時間毎日決まった時間に行われることが多い、
子どもの生活は練習中心で廻っていく。
・1日の練習は4~5時間で、
統計的に一生続けていくのはこのあたりが限度といわれる、
これ以上すると燃え尽き症候群等の結果が現れやすくなる
エリクソンはプロのピアニストの練習量と
趣味程度のアマチュアの練習量を統計的に処理した
結果その差は歴然としたものであった
(プロは圧倒的に練習量が多かった)
「小さいときからの練習総量が成人になったときの遂行レベルとなる」
のならは、若い頃の学校での経験は非常に重要になる。
・世界を目指す水準では、「世界レベル」をみんなやっているので、
やっていれば成果が出るとは限らないが、
やっていなければ成果は出ない。
・「意図的練習」が上手くいくのは、
教師やコーチが生徒にやるべきことを上手く伝えられるような構造を持った科目 に限られるという点も指摘される
・最高レベルの行為は単なる経験の蓄積からだけでは出てこない、
自分の技術を意図的に磨こうとする数十年単位の努力の結果生まれるものだ
・そこで最も大事になるのは、続けようという自発的な意志を持続させること
それは、今多くの現場で抱えている「主体性」の話にも繋がっていく
・人がいつ、どのようなことをきっかけとして、
自発的に「意図的練習」を始めようとするか?
を調べることで
熟達者になろうとする過程を支援できるかが分かる
そして
その成果を
これからの学校は取り入れていかなければならない
↑進路室前の資料(3連投なので本日も模試監督と部活でした・明日も1日です)