Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

第三回 伊豆半島ジオパーク学術研究発表 前半

【3/10】第3回伊豆半島ジオパーク学術研究発表会 前半

 豊かな自然、魅力的な地形、特殊な成り立ちを持つ
 伊豆半島各地では、
 さまざまな研究グループが学術研究を行っている。
 
 地元伊豆をテーマとした研究発表会
 教科における探究活動にも繋がり
 職場の生徒の発表もあるので参加

 中身はバリバリ厳しい地学系の学術発表会
 これを若いうちに体験できる生徒達はラッキー
 しっかり鍛えられます。
 これにめげず地道に研究を続けてください。

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第1部
伊豆半島をフィールドに意欲的な研究活動を行っている高校生らが発表

高校生・高専生による発表

1、What 伊豆 your name ?
 日大三島高校新聞部1・2年
・「君の名は」をアレンジした地域紹介の寸劇紹介。

2、沼津近郊の海底映像・マリンスノー・海中音の観察
 沼津工業高等専門学校 特別同好会『知財のTKY(寺子屋)』深海プロジェクト

・沼津近郊の海底映像と音の採取
 駿河湾には10メートル程度のダイビングによる映像と
 2000メートル程度の深海の映像はあるが
 その間の映像がない!
   そこをターゲットとした手作り感満載の研究。
 

3、空中写真による竹林判読と拡大状況の定量化および機械学習による自動識別

・植物を観測する。
・放置竹林の増加→景観の悪化、周囲の植生に影響、地形崩壊
・機会学習による自動識別
・成長速度が早い竹林の分別《傾斜×方向で全県単位の推測へ》
 
4、富士山周辺におけるソーシャルデータを用いた観光ポテンシャルマップの作成

SNS写真撮影地点の位置情報を利用して地図化
Flickrに異彩されている写真を解析

5、古狩野湾復元のための基礎的実験手法の開発

・ウバメガシの分布による古狩野湾の解析
 ボーリングコアの資料からの分析

 参加されていた一般の見学者からも
 高校生にとっては
 なかなか厳しい質問が飛んできて
 良い修業の場になったと思われる。
 一般の参加者といってもジオパークのガイドさんだったり
 地学筋の専門家だったり、妥協ない厳しい場でした。