Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

第3回伊豆半島ジオパーク学術研究発表会 後半

昨日(↓第3回伊豆半島ジオパーク学術研究発表会前半)の続き。


第2部 学術研究支援事業発表(印象に残った点)

伊豆東部火山地域の地下に隠れたケイ長質マグマの探索
 石橋秀巳(静岡大学理学部地球科学科)
・近年のマグマ溜りのイメージ、クリスタルマッシュ→おかゆのイメージ↓
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南伊豆町入間海岸の津波石(?)の研究
 山本有夏(静岡大学大学院総合科学技術研究科理学専攻地球科学コース)
津波ではなく→高波によるもの《高波石》だった!

伊豆半島における日本版生物多様性バンキングの枠組みに関する基礎的研究 
 -アカウミガメの産卵地保全活動をケースステディとして-
 川村昴史(東京都市大学環境学部環境創生学科田中章
 (ランドスケーフ゜・エコシステムス゛)研究室)

・太平洋に生息するウミガメの95パーセントは日本で産卵している。
・成育地は伊豆半島が北限
・喪割れつつある生物多様性と経済活性化を両立させる。
・地域環境保全と地域経済活性化の両立を図りたい。
・認知されていない生物については保全の機運が醸成できない。
伊豆半島において生物多様性の主流化をすめる
・田中教授の生物多様性オフセット定量評価法 HEP → ヘップ
・より広く自然を残す。生物多様性バンキングの考え方。

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全体(高校生に向けて)講評より
・グローバルジオパークに向けて
 日本語が通じない世界

・研究の世界は皆さんが思っているレベルとは違う
 重要なのは英語の論文があること 

・英語の論文を書くことは大変、
 グローバルジオパークに向けて
 重要なことはこの地域を研究対象とした
 英語の論文が数多くある事

・英語の論文にするには
 レベルの検証ができないといけない

・若い世代にそれを期待する。

 
なかなか険しい道だが
 「探究」活動からの成果を
 「世界」に向けてアウトプットしていくことが
 「地域活性化」に繋がっている
 ということが分かった。