Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

先週の公開授業を振り返る。(2)

自由貿易保護貿易について考える「社会実験授業」
方法は以前にも投稿済み
 
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今回は三年生の選択クラス
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↑ 授業の様子
 
事前事後の振り返りをしっかり書いてくれたので
今回は授業前→後の生徒個々の変化を記しておく。
 
授業で何がおこっているのか?
授業前の意見とコメント
(選択なので参加生徒数は18人、
 欠席や公欠があり事前・事後両方のカードを送ったのは14人)
 
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授業後の意見とコメント
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14人の内訳
 
・事前「自由貿易」推進→事後そのまま「自由貿易推進」派 10人
 個々の意見を読んでみると
 授業後にはまず記載量がどっと増え具体的内容になっている。
 全体的に冨が増え、国際分業体制によって満足度が上がるといった意見
 ただし公正・平等なルールが必要という点に言及するようになった。
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・事前「保護貿易」推進→事後そのまま「保護貿易推進」派 2人
 実験授業時には自由貿易の良さにも気づくが
 長期的な国の発展と格差という視点に立ち慎重に考察している。
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・事前「自由貿易」推進→事後「保護貿易推進」派 1人
 付加価値の高いものを作ることができない国は不利であり
 格差が拡大することに言及。
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・事前「保護貿易」推進→事後「自由貿易推進」派 1人
 世界レベルで見たときの満足度の向上に着目
 途上国も利益を上げられる点にも言及。
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・こういった学習の「ログ」が簡単に残せ
 しかも共有できるようになっていることで
 先日シュライヒャー氏も言っていたがデータがどんどん蓄積できる。
 そして、ライブの授業がより多面的・追従的に進められる。
 
今回の結果を再度生徒に示すことによって
さらに教室全体での深い学びに進めそうだ。