所要のついでにフィールドワーク
富士市にある広見公園を訪問
「地理」に関係ありそうな展示は
1、雁堤
氾濫を繰り返す
渡り鳥の雁の群れのようなW型の堤防で治水
先人の知恵が分かりやすい展示
2、 浮島沼と排水・治水事業
駿河湾の奥には
愛鷹山・富士山の裾野の「根方」と呼ばれる山地の末端部と
駿河湾に沿った浜堤(沿岸流や風が造った丘)という微高地の間に
浮島沼という広大な湿地帯があった。
先人達が海岸の浜堤を切り抜いて放水路を造って
沼地の水を海に放水した施設や
シオドテと言われる堤防を建設して耕地化を進めた。
(湿地帯は現在、水田や宅地となって面積はかなり縮小している。)
3、潅漑用水路の整備
富士山の南西麓に
潤井川を利用して先人が次々と潅漑用水を引いて
農地を拡大してきた様子
農業用水によって
網の目の様に水が供給されていった。
富士山の麓で人々が自然を利用し
智恵と工夫で
生活・産業を支えてきた歴史を手軽に概観できる。