Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

2020センター地理分析パート2

2020令和2年、1月18日(土曜)に実施された

最後の「センター試験」地理B の分析を再度。

※ 概要については以前分析。

  https://geogami.hatenablog.com/entry/2020/01/19/210710 

 

 今回の問題で勤務校・近隣校・そして全国の受験者が苦手とした問題が2つ。

 

 第5問の「長江」と「アマゾン川」の判別 解答番号[25]番

※以下問題より抜粋

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この図の「イ」がアマゾン川なのだがこれが班別出来ていない。

アマゾン川の特性が「熱帯雨林気候」

 →年間を通して流量は多め(特に5月頃)

「縦断面曲線」

 →河口からの距離が長く、標高は低い

※ 全長6500km越

  アマゾン川の標高は河口から1,600 km 遡っても32 m 

  3,800 km 遡っても80 m

 正答率が低いのはなぜだろう?

   1点気になるのはグラフの横軸

 右側が3000kmとなっていて

 河口からの距離の全てが示されている訳ではない点

 

もう一つ正答率が低かったのは

 第6問の問い1 解答番号[30]番

 下のデータから「御前崎」・「甲府」・「東京」を

 判別する問題。   

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 気温の年較差が大きく、冬の降水量が少ない

 「ア」が内陸の甲府

 まずここが分からない・・・・これはたぶん受験では必須

 そして

 太平洋沿岸で気温の年較差が小さく、冬の降水量が多い

 「ゥ」は御前崎

 こちらも分からない・・・・・ここも必須

 たぶん過去問を解けば必ずであうタイプの問題

 緯度・高度など迷う要素もあったかも知れないが

 解けていないという事実は残念。