今年からセンター試験にかわってスターとした「大学入試共通テスト」
新型コロナウイルス感染予防と罹患者のための第2日程「地理B」
・出題数は前回の第1日程より2問減少の全30問
問題をサッと見た印象
・自然環境・産業・貿易・観光・都市と村落・地図の技法
第1日程よりバランス良くまんべんなく出題された。
(2年生から地理Bを履修している場合ちょうど半分くらいの内容が既習箇所?)
・第1日程では因果関係を紐解くため
知識(法則性のパターン)を何層も積み重ねる問題が多かった。
知識を主に問う出題と技能が必要な問いの比率は前回とあまり変わっていない。
比較的シンプルな問いが多くなった。
・特に「地誌」分野は第1日程が「北米のみ」だったのに比べ
センター試験や教科書で取り上げられてきた
「比較地誌(モロッコとトルコ)」の出題があった。
内容も標準的だったので受験生はちょっぴり安心したのでは?
・ブラタモリで話題になった第1日程のフィールドワーク問題
(番組の視聴経験の有無と受験生の解答はあまり関係なかった。)
今回は「福岡」、「天橋立」に次ぎ今年は西日本が連続した。
・質問の仕方は、第1日程同様多くのテキスト文を読み
資料・地図・統計等を読むのだがどこかで見たことがある資料も散見された。
(この点も受験生は少しホッとしたのでは? →正攻法が少し実結ぶ箇所)
身の周りでは当日の受験者は心あたりがないので
細かい生徒の反応は後日、練習として体験してからの分析
・さて、次なる注目は「追試」の問題。
地理Aの問題とさらに追試のAとB
第1日程のAとBの問題も含めて
来年は全部で六回の練習問題がストックできるので
受験生にとっては戦略を立てやすくなるかな。
※ 「第1日程地理B」の分析