ブレイディみかこ 著「他者の靴を履く」
アナーキック・エンパシーのすすめという本を発見
「エンパシー?」聞き慣れない言葉だ。
かわいそう・気にかけている・支持・関心を示す
「シンパシー」とは違い
「エンパシー」は他者の感情や経験などを理解する能力
「正しい」とか「間違っている」とか
人間は良く間違うくせに他者を批判しながら生きている。
誰にでも「エンパシー」を使う事が
「多様性時代の落とし穴」でカオスになってしまう。
同じ意見や考えを持っていない人の立場を想像する知的作業が「エンパシー」
エンパシーは個人が自分のために身に付けておくべき能力
今、世界が必要としているのは「エンパシー」
「エモーショナルエンパシー」(共感)ではなく
「コグニティブエンパシー」(他者の立場になって想像してみる)
その人がどういうことを感じているのかを含んだ
他者の考えについて、より全面的で正確な知識を持つことが必要だ。
それは「自分を失う事」にはならない
別に、その人に共感するため、同情するためと言う目的ではなく
「他者の靴を履く」ことで
その人がなぜ自分には許せない行為をするのか
それをどうすれば減らせるのか
どこから問題が生じているのか
どうすればその考えを少しでも変える事ができるのか
こういった資料が得られる。