Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

DNAによる選抜が始まったら

最近、気軽にDNA検査が受けられる
  健康管理だけで無く
  http://health.yahoo.co.jp/gene/
 
 子供や自分の才能・適性が分かるという
  http://www.idenshi-kensa.com/
 
 (この考え方はガードナーの多重知能理論的な考えに基づいている。)
 
  このように簡単にDNA検査ができるとなると
 入試や就職そして結婚といった「選択」の場面で
 本人の努力や意志とは違うところで「選別」に使われたり
  情報が漏洩されたりしないか心配になる
 そして
  曖昧だからこそ努力してみようという思いが失われ

 「どうせ努力しても俺には才能無いから」といった
  「あきらめ」や「夢」が持てなくなったりしないのだろうか?
 
 
 健康医療の面で、DNA検査が普及し精度が上がれば
 いつどんな病気にかかるか分かるので
 事故以外の心配は低くなる
 人生で二番目の買い物と言われている
 生命保険の内容や保険の存在自体も再検討という事になるだろう
 
 
 キャリア教育や教科と関係づけてみると
  進路適性検査としてDNA検査が行われ、
 適性やリスクを測る時代になるのだろうか?
 
 昔、地理学では「環境決定論」と「環境可能論」が論ぜられた
 人間活動の拡大と技術の進歩によって「環境可能論」が地理学では主流になって いるが遺伝の人生に対する関与度はどの位の割合なのだろう?
 
 DNA検査が手軽に行われる時代には
 そこから出発して、また新しい職業やサービスも生まれるだろう。
 新しいビジネスチャンス

 遺伝学に対する興味関心も高まるに違いない
 
 学校にもそれに伴いさらなる「○○○教育」が増えてくるかも?
  検査されるから簡単にティッシュを捨てるなとか
 優秀なDNAを自慢するなとか?
 逆にいじめをするなとか
 
 若者は
 検査の結果をプリントして「DNAに自信あり」みたいなTシャツを着て
 婚活をするのだろうか?
  
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   毎年この時期には、生物室の前に実験用のウニがいます。↑