京都大学 溝上慎一 先生の 序論が良かった!
・なぜトランジション調査をするのか?
→エビデンスベースの教育改革のため。
・学校は「国民国家」を作るための「箱」
国が人々の日常の面倒を見ていくシステムを作る
→これで国が発展した。
・この構造(ストラクチャー)にのって人生も上手くいってきた、
今はどうか?
こういったサクセスストーリーはなくなった。
・もはや「後期近代」
今は
「箱」では教育できない
・良い「箱」を作っても
生徒がしっかり育っているのかは・・・・「?」・・・・分からない。
・大学では・IR=大学機関研究 が行われ
実際学生ってどうなっているんだ?
○○の観点で学生はしっかりやれているのか?
財務はどうなのか?
など、検証されている。
・GPAも進んでいる
高いGPAを持っている学生には奨学金も支給している。
・こういった検証で分かったのは
・大学1年生の前期と3年生の終了時の成績の相関はとてもきれい
→初年時教育は大切
・91.5%は一年での学習がそのまま受け継がれている
・入った後4月以降の過ごし方が大切
・91.5%は一年での学習がそのまま受け継がれている
・入った後4月以降の過ごし方が大切
だから→「初年時教育が注目されている。」
・「実態」というものが現場を動かすってこと
・「親」の身分や財産といった属性にかわるものとしての「学校」
・キャリアの人々はずっとトランジションをやってきたが
今日の研究はもっと多様な分野にわたっている。
・学校教育は仕事だけでなく全般に関わるチューニングしないといけない
・個人の経験や理想論では進まない、「システム」が必要。
・個人の経験や理想論では進まない、「システム」が必要。
・「要素を変えていく」9割同じでも1割変えれば全体の意味は変わる・・・
古いデータだが2000年半ばで既に大卒で正社員定着は三割しかない・
・「後期近代のキーワード」は様々な側面がある
・今まで「様々な構造」を作ってきたが、
それだけでは説明できない
→構造とエージェンシー(agency)
構造だけではもはや社会の変化は説明できない。
「構造にのらない」かたちでものを作る。
→エージェンシー(主体性のようなもの)
行為主体(働きかけていく状況)
・「アウトサイドイン」「インサイドアウト」の考え
・近代は(アウトサイドイン)
・近代は(アウトサイドイン)
「適応」(アドジャスト)の事が問題だっった
→90年代以降は「居場所」
→個人の主体性
→「入ってこい」から「こさせる」
今は
・人生や生活の作り方、今は(インサイドアウト)、
「入ってくるのも一つの選択中ったら作れば・・・」となってきた。
危険も豊かさも得られる。
危険も豊かさも得られる。
・構造だけでは見ていけない
・エージェンシー(主体)に関してはデータで見ていくしかない。
・エージェンシー(主体)に関してはデータで見ていくしかない。
「青年期」の発達課題
アイデンティテイーの探求、
が先送りされている
が先送りされている
これは世界的におこっている。
学者達は熱心に研究している↓
・「青年期」「大人」の間に「成年形成期」を置くか?
しかし「問題点」はそこではない!
「構造」なんてもういい・・・
どういう人が大人になってどういう人がなれないのかが分れば良い!
「もやもや~」と感じていたことが、言葉に置き換わりました、溝上先生、センス良いです!
本日はインターハイ地区予選2日目!