Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

「啓発的体験」が大切な理由

夏休みになって
多くの学校で
様々な体験活動が準備されているのではないだろうか。

そういったことに興味が無いという職場もあるかも知れない
部活動で忙しくて参加する余裕が無いかも知れない
担当者も
準備から当日の運営、そしてお礼まで、
日常の業務にプラスして取り組むのはなかなか骨が折れる。
ホントにこの労力は報われるの?
疑問を感じるかも知れない。 
 
しかし
今日
ますます
そういった体験の意義は重要性を増している。
 

世界の動きとしては・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 
従来の学力指導では個人の近代的成功は得られても
21世紀社会が求める推進力にはならない。
 
21世紀型社会に必要な力を選びそれを詳しく定義した
OECDが設定した
DeSeCo(Definition and Selection of Competencis) 
読解力で知られる
PISA(Programme for international Student Assesment)調査
読解力はその三つのカテゴリー中の一つ
 
 
相互作用的に道具を用いる。
つまり「言語とメディアを使う力」
日本では新学習指導要領で
「言語活用の充実」として明示されている
 
※(他のカテゴリーとしては
 異質な集団で交流する。「異質で多様な人々と協力しチームで解決する力」
・自立的に活動する。「学習・活用・探求を結びつけるようなもの」)
 
 ここで言う「読解力」とは情報の取り出しの単なる情報の取り出しだけで無く
解釈(自分なりの考え方) ・熟考(検証) ・評価(自分の意見)であり
 自分なりの考え方を持ち、それを検証し、評価をする、応用的な内容を含んでいる。
 PISA型読解力は問題解決過程であり
 日常生活の中で問題を発見する事から始まり
 社会的に役立てるために活用する能力の一部だ。 
 
  単なる「テキスト」の読み込みではない。
 「活用を図る」活動を入れる。
 
 
 つまり机上の空論で無くて
 日常=学習が結びついた「問題解決的な知的活用モデル」なのだ。
 
「体験が学びに向かう力や主体的に学ぶ力や自らを律する力を養う機会となる」
 こういった機会を計画的組織的に作っていくことが必要なのだ。
 
 
 「学びの基礎力」の底辺(ベース)には。
 日常=学習が結びついた「問題解決的な知的活用」の場が必要となる。
 
 
・豊かな基礎体験が
・学びに向かう力を育み
・自ら学ぶ力を育て
・学びを律する力を身につける
 
 こういった仕掛け、学びのベースには上の四つが必要だ。
 
 
 だからまずは、インターンシップや社会人との交流の場が必要なのだ。
 
 日常=「世の中」が変化しているからこそ
 「体験」を通した学びが必要なのだ。
 
 そして
 日常の「授業」にも「体験」が必要だ
 
 つづく・・・・
 

 
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本日も朝から猛暑でした。