Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

奨学金制度・教育ローン制度の現状

奨学金制度と教育ローン

 
奨学金
  奨学金といっても給付型、免除・減免型、貸与型と種類は3つある。
 日本の場合上級学校進学に関する金銭的支出は
 OECD諸国の中でもなかなか厳しく   (30位/31国)
 「OECD - Education at a Glance 2014」 
  http://www.oecd.org/edu/eag.htm
 個人の支出に依存している。
 
  「CAMPUS LIFE DATA 2013」によると、
  http://www.univcoop.or.jp/press/life/info49.html
 一ヶ月の収入に占めるめる奨学金の割合は
  下宿生で19.8%、自宅生で20.3%を占めている。
 
 
 主な奨学金としては
 ・日本学生支援機構
 ・学校(大学など)独自の奨学金
 ・地方自治体の奨学金
 ・新聞奨学生
 ・民間育英団体のものがある。
 
 
 しかし、誰でも利用できるという訳ではなく
 応募に関しては
 収入・所得の上限
 高校時代の学業成績と出席状況
 上級学校入学時の成績と在学時の成績
 高校時代の活動実績(特にスポーツ・資格・芸術など)
 があり
 その他に「家庭の経済状況が急変した者」を対象とする場合もある。
 
 
 ②ローン
 日本の奨学金は給付でなく貸し付けなので
 海外から見ると「ローン」だが
 「教育ローン」といわれるものも存在する。
 ただし、育英会奨学金との違いは
 育英会が毎月細かく支払われ本人が返すのに対し
 いわゆる「教育ローン」はまとまった金額を手にすることができる。
 また、この場合の返済は保護者となる。
 
 主な「教育ローン」としては
 日本政策金融公庫の「国の教育ローン」
 銀行・金融機関の「教育ローン」がある。
 昨今は、大学卒業後「奨学金の返済」に苦しむ例が多数報告されている
 多くの高校生にとっては
 借りる金額の重さは実感できない
 安易な進路決定、進学が
 かえって、若者の未来を束縛し、
 可能性をつぶしてしまうことにもなりかねない

 マネープランニングもキャリア教育には必要だ。