Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

GERMと「フィンランドのパラドックス」

 2011年「フィンラドの教訓」(finnish Lessons)という本を書いた
 もとフィンランド教育文化省国際モビリティ・協力センター長の
パシ・サールベリ(Pasi-Sahl-berg)は
アングロアメリカ型教育改革動向を略称
GERM(Global Education  Reform Movement=英語で「バイ菌」という意味)
と呼んだ。

 これは教育の世界への競争原理の導入、
教育過程の標準化、
頻繁な学力テスト、
教員評価に基づく能力給の導入、
民営化といった手法で、
フィンランドはこれに「感染」することなく、
「個性重視」
「遊びを通して自主性を生み自分と他者について学ぶ」
などの独自の路線を踏んだ。

 結果、
 同じ北欧でもGERMの路線を歩んだ国々に比べ
フィンランドは高い学力と少ない格差を実現できている。
「より少なくしてより多くを得る」
フィンランドの教育の成果をサールベリは
フィンランドパラドックス」と呼んでいる。

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 夏季講習も三日目! 今週もがんばろー