県の教育過程研究委員として教育センターへ出張、講話を伺った
広大接続
初等中等教育改革室
項目・・・・・・・
1高校生の現状
2高大接続改革とは
3最終報告について
4予算
5学習指導要領の改訂の方向
6教員の指導力向上
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1高校生の現況
勉強していない→家で勉強する時間が少ない
PISA 日本の状況は義務教育ではトップ
義務教育から先を伸ばせているのか
数学で学ぶ内容に対する興味は低いが能力はトップ
成功なのか失敗なのか
高校生の読書量
意識調査 「自己肯定感」の低さ
社会参画に対する意識を高めたい
日本人の慎ましやかさが出ている?
ケータイスマホに時間を割いている。
時間を有効に使っているのだろうか・
2 広大接続改革四年前(平成24年)からの議論
社会の変化
①グローーバル化
②今ない仕事に就く子供達 A.I. 今ある仕事に就く指導は意味があるか
③人口の推移・働く現役世代の減少
④なんとなく豊かな社会が持続されていくのか
→将来就く仕事がない
→誰かが頑張れば社会が成り立つという時代ではない
これからの社会を支える人材、高校・大学の一体改革
知識の暗記再生が高校教育の目的ではない
他者と関わりながら答えを出していく
学習量の低下
大学に入った後どのような力を身につけて社会に出ていくのか
→大学教育の質
「先例」があった時代から「答えがない時代へ」
知識の暗記再生を評価する時代ではない
知識量を問うのでなく
自らの知識技能を高め思考力判断力表現力をつける
3 システム会議の最終報告
学力の三要素(思考・判断・表現)を育成するのに「うまくいかない」ところを改革
学習指導方法の改善→一方通行ではなく、主体的なまなびへ
教員の育成
やりっぱなしでなくどれだけ見についたのか
ただ定期テストの点だけで終わらない
多面的な評価
「高校基礎学力テスト」
大学教育改革の三つの方針
大学に学ぶということ、どういうことを身に付けるか→ディプロマポリシー
教育課程→カリキュラムポリシー
入学→アドミッションポリシー
これをしっかりチェックしていく流れ
この間をつなぐもの
大学入学者選抜テスト
高校でしっかり学んで力を伸ばし大学入学につなげる仕組みづくり
高校改革の基本的な流れ
生徒が様々な力を身につける時期
学力の三要素を身につける時期
学習方法・指導、教育課程、評価
多面的な評価の推進
教員の養成→中教審で具体化
多面的評価をどのように進めるか
評価といっても目的によって見るべき観点が違う
どういう場面でどういうことをしていくのか
高校生が取り組むさまざまな活動を評価
高校→多様な活動・義務教育の学び直しがベース
(ここが定着していない時どうするか)
一つの活動で伸びているのではない
すべての活動を評価
多様な測定ツール
学校でするテスト以外の評価
検定試験等
高等学校基礎学力テスト→大学入学に求められる、
義務教育段階の内容、どのように上級学校につなげるかの視点
指導要録ヘの記載→調査書をもとに進学・選抜
大量の選抜者を選ぶ時、多様な学力が散在、
評価の「54321」の他校との優位差がわからない
そこは、学校での評価の結果としての評定が相対的な位置としてどうなのか
《学力が》見えなくなってしまう、だから→学力テストが必要
高校の段階での評価→就職・進学にどう反映するか
→学校との信頼関係があれば別だが、その信頼性はわからない
質の向上とPDCAサイクル
生徒の意欲を喚起し確実に学力をつける
そのためにプランとして関わっていくところの学習指導要領
「カリキュラムマネジメント」が必要
高等学校基礎学力テストでチェックしてPDCAを回す
「大学入学者選抜改革」
いろいろな声
なんのためにやるのか
高校段階でどういった力をつけるのか
社会に出た時に社会の担い手として活躍できる力をいかに身につけさせるか
すべての高校で
現行の学習指導要領でも必履修科目を置いた
高校生に求める基礎学力→真正面から
わかるところから次をつなげていく
必履修科目
定着度合いを段階評価
受験する時期も設定できるように
各学校で定着度合いが測定できる
高等学校イメージ
基礎学力テストの最終報告
CBTなど目的を達成するために技術的な検証も必要な段階
学校の中での活用
大学教育改革 三つの方針の一体的な策定を通じた大学教育の改革
大学が発信する情報が重要になってくる
昨年度三つのポリシーを明示することになった→入試に反映
東大・京都の推薦、早稲田の小論
資質能力を等入試
大学が何を目指しているのか
対応する力
大学に入ったけど自分がしたいことではなかった
→これはこれからは生徒の責任となる。自覚させる
大学入学者選抜改革
いろいろな手間がかかる
大学は惜しまずにしっかりやる
→できない時には大学だけでなく・送り出す高校の側の問題としても受け止められるか
これから重要視していくのは
調査書の活用
(現状は判定に使えない)
学習指導要録の転記
→どのような学校の活動から書かれているか、
高校が目指している教育との関係
生徒の書いたものをどのように見るか、
生徒からどのような学びをしたいか、
高校で何をしてきたのか
こういったものを見ていく。
大学に行って何をしたいの
自分が三年間学んできたことを書けるか
自覚をして相手に伝えられることが大切
日常の展開で何ができるか
キャリア教育の展開→その生徒は何がてきて・何ができないのか
AO推薦の見直し学力の三要素の評価
記述式の問題 採点は様々な技術の活用を検討
マーク式だから良い悪いでなく
書いて伝える、表現、思考のプロセスをしっかり定着させる。
入試で問われないという問題
高校を総体としてみた時
「書く」という指導が後回しになっている。
共通テスト・評価テストでの導入
できなかったら・・・その対応は必要ないとはなって欲しくない
英語の複数回実施
英語の四技能
今はこうする戸言うものは示せない
《時間がなくなってきて質疑応答はカットらしい》
4 問題を解くプロセスが見えるような問題を作っていきたい
大学教育を変えていく・基礎学力テスト・・・・予算
5・6 学習指導要領の改訂・教師の資質向上
学習指導要領
これから先に育てていきたい力を育てていく
詳細を検討している。
感想
文科省は2030年をどのように捉えているのか
PDCAが現場で回ると思うか
文科省の予想を超える生徒の場合は?
学力の三要素 思考力・判断力・表現力はどうとらえるのか
いろいろ質問したいことはあったが
質問時間は無し
よくありがちなパッシブな理念伝達
現場が知りたいのは具体的な実現の方法なのに
「それは現場でやってねっ!」ってことか。