Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

loilo note for school 作品の添削と評価


先週から loilo note for school を使って授業を展開しているのだが今週末までに出てきた「論述問題」の添削をまとめて行った。

(東大レベル模試監督のすき間時間に完了! → デジタルだと添削が早い! )

この授業の本質的な問いは「将来(2035年)の食について考える」ところにある。

そこにたどり着くための現状把握として以下の4つの問題と
「キーワード」を出している。
字数制限も課している。
(今回は140字だが90字→120字と徐々に増やしてきた・東大は30・60・90・120)
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生徒には事前に評価に関する簡単な「ルーブリック」も示している。
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loilo note for school を活用してデジタルの環境での添削の利点まとめ
(出席番号順に並べたり・提出順にソートしたり・選んだ問題ごとに並べ直すのはアナログではこれは面倒→これがワンタッチ!)

①問題ごとにカードの背景色を指定しているので、
 各生徒が取り組んだ問題を「瞬時」に発見できる。
②「地理用語」の活用数をアンダーラインで示しながらカウント
③提出順・更新順などのソートが簡単なので
 問題に対して生徒が「いつ回答を送ってきたか」という
「時系列の評価」ができる。
「前回の提出物と簡単に比較でき『形成的評価』が簡単にできる」
⑤アナログとの決定的な違いは
 コメントもつけて、「即座に!」生徒に返却可能!!!

※受験直前で試験場に向かっている生徒にも
 最後の最後まで支援ができる。

実際の添削(所要時間60分でした)

添削前↓
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添削後↓

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※接続詞や語句の重複・論述におけるルールなどもチェック↑

「大学入試改革」の話題と関連して考えると

現在の中1生(4月から中2生になる)が受ける新しい大学入試制度では
「記述式」の導入が話題になっている。
地歴公民までそうなるか分からないが(たぶん三教科は濃厚)
「書かせる訓練」が重要になる。

・文型の地理担当・文系HR担任としても「書くスキル」の重要性を強調

 「テキスト」での表現が全てではないが
 見たこと・感じたこと・考えたことを言葉にする。
 人工知能(A.I.)が進化してもそれはすぐにはできない
 「書くこと」を通して「思考」を深めることは
 人間の思考OSの性能更新には必須と考える。
 学び方(学ばせ方pedagogy)は進化し


 最後は「主体的な学習者」へ 「キャリア教育」→「アクティブラーニング」そしてICT活用の必要性 この文脈が見えてきている。

・「地理的な技術の取得」という観点で学びをとらえると今回のような「テキスト」での表現だけにこだわらない、地図・図表・シュマ(ポスターのような物)そして動画
 ※いままでのトライ

 ブログ↓

 動画↓


・ハードの環境が整えば工夫は教師次第・すでに「今までの限界」を超えるチャンスは来ている。