Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

A.I.時代の職業選択

変化の時代の旅の仲間達へ
Career guidance in the age of Artificial Intelligence
3月1日から大学生の会社説明会が始まった
昨日卒業していった生徒達や
今教えている生徒にもやがてそういう時期が来るだろう。

これからの時代高校教師はどのような事を手がかりに「キャリアガイダンス」をしていったら良いのだろうか?

①自分を知る。

・試験や面接は「壁」だ
 「壁」にぶつかるから自分が分かる。
・壁にぶつかる意義→自分の概要を知る→「アイデンティティーの確立」
 チャンスでもある。

②時代

「既に始まっている未来」
 →私たちは既に様々な予測を持っている。

③サービスと創造

・何も無いと思われるところから何かを生み出す
・コミュニケーションから生まれている
・様々な技術の進化に目が向くが
・対人サービスが核になってきている
・新しく発見された技術の大部分は
「コミュニケーション」のための開発に費やされてきた。

④自律と主体

・やらなければならないことを自らしていくのが自律
・自分で行きたいところに向かうのが主体
・自動運転車はA.I.により自律走行はできても
 勝手に好きなところを選んで走り出すことはない。
 しかし、人間は違う。

⑤天職はCalling→「得意なこと」で(神に?)呼ばれる。
 A.I.(人工知能)に職を奪われる
 
・小学生が大人になったとき今ある職業の大半が無いって!
・驚異は語っても誰も「ではどうすれば良いか」を語っていない。

 では何も教えなくて良いの?

 たとえば使い古された「マッチング理論」
ホランドのマッチング理論を超えていく
http://blogs.yahoo.co.jp/suzukifamilyeiji/62873320.html

職業興味の6領域
R 現実的興味領域(Realistic) 
 機械や物体を対象とする具体的で実際的な仕事や活動の領域 
 
I 研究的興味領域(Investigative) 
 研究や調査のような研究的、探索的な仕事や活動の領域

A 芸術的興味領域(Artistic)
 音楽、芸術、文学等を対象とするような仕事や活動の領域

S 社会的興味領域(Social)
人と接したり、人に奉仕したりする仕事や活動の領域

E 企業的興味領域(Enterprising)
企画・立案したり、組織の運営や経営等の仕事や活動の領域

C 慣習的興味領域(Conventional)
 定まった方式や規則、習慣を重視したり、それに従って行うような仕事や活動の領域

参考→職業レディネス・テスト
(Vocational Readiness Test: VRT)
http://www.jil.go.jp/institute/seika/tools/VRT.html 

A.I.に取って代わられるのはR・I・C型の職業が多い

・A・S・Eのタイプも仕事の中身は変わるだろう

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・そこで、R・I・C型の職業指向性を持っている若者には未来がないかというと
・たとえば「RとS」を組み合わせて、
 タクシードライバー+介護=介護タクシー
 農業技術者+指導員=農業インストラクター
 このような2つのタイプの融合で考えて行ったらどうだろうか?
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3つだと・「RとIとS」で料理人だが、
 そこにサービスの要素を加えて介護や医療的要素を加えたら・・
・しかも、今まだ無い職業を想像していく

・さらにここに「現代社会の抱える問題」を重ねて、

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 これから需要が伸びそうな仕事を考える。

「知識は活用してこそ価値がある。」
 「知識」を「活用する事が大切!」という話は
 ここでも当てはまるではないか!

・「考え方」の例なので、「正解」ではない。
  教育の現場にこういった「キャリアガイダンス」の時間が増えれば
 もっと豊かな未来が来ると思うのだが?
 
今日の教員が 「キャリアガイダンス」の時間を持つとき こういった題材を元に「進路を考えるアクティブラーニング」を進めていくことが 必要だと考えている。