Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

「貿易」シミュレーション

地理の授業で「シミレーション」


自由貿易保護貿易ブロック経済を体感するために!
ほぼ100円の商品を袋につめて配布
①与えられたモノの満足度(10点満点として)を全員分合計
②グループを作ってグループ内で交換しクラス全員の満足度の変化を測定
③クラス全体で大交換会をしてクラス全員の満足度を再度合計
これはつまり
自由貿易のイメージ

結果は?
①→②のクラス全体の満足度合計はあまり変化無し
②→③では1.5倍に増加

このような体験をしてから

「交換(貿易)」の場面で「知りたかったことは何か?」

この問いに対しては
予想通りの答えが・・・
「教室の中にどのようなモノがあるのか」
「情報」が欲しかったという回答
貿易における「情報」の重要性が理解されたか?


保護貿易ブロック経済自由貿易各々のメリットデメリットをまとめる。

ミニホワイトボードを活用

イメージ 1

※もっと充実させる方法
わざと交換したくない「価値のないもの」を混ぜておくと
最初から交換(貿易)のチャンスがなく
苦しい思いをする
輸出する産物がないという立場の苦しさも実感できる。

この授業は毎年実施している
元々は米国の経済教育の方法
自由貿易」の良さを実感させるというものだが
不利な立場の国の側に立って
そちらの側の体験もしてみるという
日本ならではの視点を加えておきたい。