Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

猛暑を利用した熱帯雨林気候体験授業?

猛暑が続いている
外気は30度オーバー
教室内も連日高温多湿だ。

本校には普通教室にエアコンがあるが社会科教室にはエアコンがない。
普通教室では備え付けのプロジェクターやWi-Fiは利用できない

エアコンの快適さをとるか
ICTの環境をとるかの
二択だ!

しかし
このことろ暑さで
しばらくエアコンに軍配があがっている。
(両方とも揃った環境があればベストだが・・・)

本日は2年生の「地理B」気候の項目
熱帯雨林気候からのスタート
(7時間目の薬学講座のため45分授業)
イメージ 4

この湿気と暑さは熱帯並み・・・・
ということで本日は
エアコンのない社会科教室で
アマゾンの原住民の暮らしを
暑さと湿気とともにビデオ視聴という形で体感!
教師は現地ガイドという設定となった。

 アテニョン ボンジーア!!

 窓の外のうるさい蝉もアマゾンと思えば心地よい?

Mission 1
まず、アマゾンの自然や生活をビデオを見る前に
ホワイトボードに描く
それを全体でシェア
イメージ 1

アマゾンの密林→「セルバ」は五層の森林だ。
そして生活は「狩猟」・「漁労」
槍のイラストが描かれているが、
視聴したマチース族は吹き矢で獲物を捕っている。

(蚊の攻撃やヒルに注意・うっかり寝ていると危険!)
そしてMission2
ビデオの視聴とメモ
イメージ 2

教師は適宜ブラジル風のポルトガル語を片言で話しながら
熱帯林探検ガイドの役割をこなす↑

イメージ 3

Mission3
ワークシートにポイントを整理して終了
獲物の猿の腕を折って持ち帰るシーンや
土鍋でそのまま煮込んで食べるシーン
そして、子どもの教育のために
森の悪霊に変身し躾をするシーンなど
暑さも忘れて視聴率100%

アマゾンでは
乾季に逃げそびれた魚が
河の名残の水たまりや泥の中にたくさんいる様子も
印象深かったようだ。

学校はなく
親が子どもに
狩りの仕方や
生きる術を
直接伝授していく。

原住民は森の神
アクルピーアを信じ
畏敬を抱き
森を大切にしている

このビデオは
お気に入りなのでここ数年
毎年見せている。

現代人が忘れてしまった
人間の本質の部分
大切なものを感じてくれていれば幸いである。

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