Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

2016「都市問題現地レポートビデオ作成授業」見学教師感想

先週、地域の地歴・公民の先生をお招きして
「公開授業」を行いました。
(この6月は通算5回公開授業をしました!、良い修行になりました。)

先生方からの貴重な感想をまとめました。
(見学いただきました先生方ありがとうございました。)
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「都市問題」現場レポートビデオ公開授業 
    2016.6.24 ⑤時間目3年地理

※ 授業見学された先生方(10人)からの感想
公開授業中で印象に残ったこと

♡ビデオを見る際、班の中でお互いに疑問を出し合い、
 担当者が説明していた。
 自然と教え合いができており、
 「いいな」と思いました。
♡授業のふり返りで理解度を個々に確認できるのは、
 ぜひ取り入れたい。
♡「生徒自身の活動」が顕著に見られた授業でした。
 ICTを活用し、生徒の記憶、知識に残る授業だったと思います。
 あれだけのスライドや資料を準備するのにかかった時間や手間は
 相当なものであったと想像します。
〇iPadを使っての資料作成、
 グループワークでの話し合い等、
 たいへん参考になりました。
〇生徒同士で疑問を提起し、
 それに答えたり、相談し合ったりする場面が見られた。
 知識が身についていなければできないこと。
〇自分の担当する内容はビデオを作るために調べ込み、
 理解も深まるが、
 担当外の内容はビデオを見ただけでは理解したつもりになって
 終わってしまうのでは・・・・と思っていたのですが、
 ビデオ鑑賞班内で相互に教え合い、
 さらにポイントをまとめ、
 小テストをするという流れで全員が理解する仕掛けになっていました。
〇「地元で幸せに生きる」
 「幸せな都市をつくる」教え方が工夫されていてとにかくすごい。
 また、何を学ばせたいかしっかり押さえられている。
△「ホワイトボード作成時」グループごとに
 もう少し高め合う意見交換が欲しかった。
 (ボードを書くのに時間いっぱいだった様子。)
△生徒間での興味関心にやや差が生じている様な印象を受けました。
 動画の評価、
 理解度の差のカード(形成的評価)は
 個別指導の点で役立つのではないかと思います。
△この形式の授業に生徒が慣れており、
 Missionを次々と難なくこなしている様子が
 印象的だったため、
 興味関心をどの程度持っているのかが分からなかった。
 少し発言する機会が少ないのかも知れない。
?生徒の相互評価に関して、
 その評価をどのように活用するのかを知りたいです。
 成績に影響するのか疑問です。
 (学年同一テストですがそれだけではなく、
  日常の活動は平常点として加味します。)

仕組み

〇国内外の問題、さまざまな都市のアプローチなど、
 全体にも伝える、二段構えの構造は学ぶ点が大きかった。
 iPadの使用も効果的だった。
!生徒自身に評価させる、
 答えを自分たちで考え安易に教師が与えてしまわないという方法は
 思いつかなかった。
 この方法の方が生徒の知識になりやすいと思った。

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しかけ

〇生徒に事前にテーマ別にビデオ映像を作成させ、
 それを他グループにも還元させる手法はすばらしい。
〇最後の投票(ICTの活用による自己チェック→形成的評価)は
 おもしろい試み。

教え方

△各グループでまとめたホワイトボードの内容は
 時間があれば、生徒に発表させて、
 その後教師が補足した方が伝える表現も身につくのではないだろうか。
 (時間無いんです)

支え方

〇ビデオの鑑賞時「盛り込んであるが、
 分かっているのか?」などの助言を与え、
 評価する時に別の視点を持たせていた。

感想

〇たいへん参考になりました、
 生徒の主体的な姿勢が印象的でした。
〇新しいICTの活用法を知ることができました。
〇話し合いの場面で全員が参加していたのが驚きでした。
 生徒自身の性質なのか、
 先生の指導なのか疑問に思い、
 方法があれば真似したく思います。(昨年から指導してきました。)
×さまざまな都市の問題が、
 有効な機材を使用して分析されていたが、
 最後しっかりしたまとめが残らない印象も受けた
 (仕上げられた内容が多すぎた。)

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昨年まで65分授業で行っていた内容を
今年から50分授業になったので

次回は
圧縮して実施
ビデオの視聴を「反転学習」(事前視聴)にして
「対話」の時間を増やす方法も検討したい。