Geogami’s blog

日々の身の回りの出来事を中心に、 キャリア教育・地理教育 アクティブラーニングなどの教育方法 ICT等の話題を綴っています。

ALTから南アフリカについての話しを聴く

勤務校のALTは南アフリカ出身
毎朝
職員室で打ち合わせ前に
元高校の数学教師なので
南アフリカの教育のことや
アパルトヘイト廃止後の様子など
ちょこっと雑談しているのだが
今日はまとめて質問してみようと
5時間目の空き時間をつかってまとめてインタビュー
イメージ 1
(ケープタウンの西側は大西洋、寒い海、東側のインド洋側は暖かいとのこと)

こういうときに便利なのがGoogleEarth
南アフリカで通っていた学校や彼の家
街の様子やオススメの場所など訪ねてみる。

南アフリカのキャリア教育は小学校から高校まで
週2時間程度
を中心に展開されている模様。

現在、経済状態はあまり良くなく
失業率は34%

彼の住んでいたケープタウンでは
進路先は白人の半分が大学に進学するが
黒人はほとんど大学に行かない

中国企業の進出がめざましく
xenophobia = 外国人嫌悪が広がっている模様。

ケープタウン南部の言語は英語だが
北部に行くとアフリカーンスになる。

学校現場では英語が使われるが
小学校などで算数などの基礎の段階を
母語で学べない子どももおり
格差があるという。

授業の教授方法については
教師によってまちまち
彼の場合は
高校の英語はインタラクティブだったが
第2外国語のアフリカーンスは講義が多かったという。

マンデラ氏によってアパルトヘイトが廃止されたあとは平等になったか?
と言う質問をしたところ
権利は平等だが
実生活の格差は以前のままだという。

食品の物価は日本の半分以下と安いが
中東からの輸入に依存しているガソリンは高いらしい。
ブドウが良く採れてワインは特産品
石炭や金などの鉱産資源も豊富だ

政治はガタガタだが
カナダの憲法を手本に作られた
進歩的な南アフリカの新憲法は誇りに思うというコメントだった。